天城の山中に身を置いた写真家が見た美しき光景
富士フイルムフォトサロン 東京 公募写真展

原槙春夫 ― 写真展「天城で眼福」
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、本写真展は中止させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程宜しくお願いいたします。

  • こぬか雨が似合う苔の楽園  ©原槙春夫

  • 天城ツツジ、花を丸く大輪と見た  ©原槙春夫

  • 霧の中の芭蕉滝  ©原槙春夫

  • 冬ザレのヤマグルマは仲良し  ©原槙春夫

これまで長く写真にかかわって来たが、この5~6年は天城に通うようになった。それは天城の景色が優しさに満ちているからだ。
山稜は堂々としているが、稜線沿いはトレースがあり整備されている。しかし今回の撮影場所は3時間程歩くことになり、写真のための迷い道のようなところを進むため、入山者はきわめて少ない。そこに身を置く私は、自然の生きざまを感じることができ、幸福そのものだ。
天城風景の代表は、緑一色の皮子平(かわごだいら)の苔の群落だろう。柱状節理(岩石の割れ目)の芭蕉滝の石と水の出会い、別れの泡沫は大雨後のみ見ることができる。また、馬酔木(あせび)の一年は千変万化。庭木なのか山木なのか不思議な感じがやどる馬酔木の新芽は紅葉を凌ぐほど美しい。清楚な白い花が持ち味だが、大きくなるに連れて木肌は凄みを増して風格を感じる。
天城山頂あたりを歩くと丘のようで新緑の頃は清々しい。いずれも風雨と霧があり、湿潤であることが森の形に微妙な動きをもたらし、まさに命をくれる源になっている。
そうした天城の風景を自分の意のままに光と影で表現できることは素晴らしい。地、風、水、火の元素を意識しながら天城山中に身体を置き、これまで委ねてきた写真を思う。

プロフィール

1948年 佐賀県に生まれる
1970年 故.渡辺義雄氏に指導を受ける
現在、日本写真家協会・日本写真協会会員、写真教室 広映会主催

【個展&写真集】
1992年 平林寺 古刹.平林寺
1997年 神顕つ山 神顕つ山.立山
2003年 美しき瞑想 平林寺
2014年 天地の霊気 樹木.水際
2017年 降る程平林寺 HEIRINJI400



開催期間 2021年5月14日(金)~2021年5月20日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
入館料 無料
※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。
作品点数 BO・AOサイズ10点、全倍サイズ21点、カラー、計31点(予定)
巡回展 富士フイルムフォトサロン 大阪  2021年6月11日(金)~6月17日(木)

※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。


富士フイルムフォトサロンは、2020年、公益社団法人企業メセナ協議会より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2020」の認定を受けております。

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