2013年 第9回「名取洋之助写真賞」受賞作品 写真展

©山本剛士

©山本剛士

©片山育美

©片山育美

公益社団法人日本写真家協会が35歳までの「新進写真家の発掘と活動を奨励する」ために、公募した受賞作品を展示します。

受賞者プロフィール

山本 剛士 (やまもと たけし)

【2013年 第9回「名取洋之助写真賞」受賞者】
山本 剛士 (やまもと たけし) 1985年山梨県生まれ。28歳。
日本ジャーナリスト専門学校 写真学科卒業。
本橋正義氏に師事。第3回、第8回「名取洋之助写真賞奨励賞」受賞。写真家。
山梨県在住。
受賞作品「黙殺黙止~福島の消えた歳月~」(モノクロ30枚)
作品内容
これまで受賞の多かった海外をテーマにした作品に比べ、大変地味な作品ではあるが、福島の原発事故と放射能の問題は、現在進行中の国内で最も重要なテーマのひとつであり、それらを継続的に撮影した受賞作品は内容の充実したものであり、その価値は高い。作者の山本剛士氏は同様の原発問題をテーマにした「福島原発事故~『酪農家の記憶』~飯舘村長泥封鎖」で、前回は奨励賞を受賞しており、着実に粘り強くテーマを追い続けた点も受賞に相応しい情熱と信念を感じさせるものである。


片山 育美 (かたやま いくみ)

【2013年 第9回「名取洋之助写真賞奨励賞」受賞者】
片山 育美 (かたやま いくみ) 1981年栃木県生まれ。31歳。
2005年3月 大学卒業。現在会社員。東京都在住。
受賞作品「とうふ屋のおじちゃん~a period of time~」(モノクロ30枚)
作品内容
作品は、身近な街の豆腐屋を舞台に、店の主人であるおじいちゃんを中心にその閉店までを追ったドキュメンタリーである。淡々とした筆致は、一編の短編映画を想わせるようなしみじみとした味わいを持ち、パートナーとの別れや廃業という淋しい結末を迎えることになりながらも、一人の人間の人生の証しを感じさせる哀感と清々しさに満ちた佳作である。


開催期間 2014年2月7日(金)~2月13日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 富士フイルムフォトサロン スペース1
入場料 無料
作品点数 半切・モノクロ60点(1人各30点)

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