新進写真家がとらえた、魂のドキュメンタリー
2016年 第12回「名取洋之助写真賞」受賞作品 写真展

  • 川上真 「枝川・十畳長屋の五郎さん」より

  • 川上真 「枝川・十畳長屋の五郎さん」より

  • 和田芽衣 「娘(病)とともに生きていく」より

  • 和田芽衣 「娘(病)とともに生きていく」より

公益社団法人日本写真家協会が35歳までの「新進写真家の発掘と活動を奨励する」ために、公募した受賞作品を展示します。

※ 1月27日(金)・28日(土)、写真展会場内でJPS名取賞担当 島田聡氏によるギャラリートークを開催します。


「名取洋之助写真賞」受賞  川上 真 (かわかみ まこと)

川上 真(かわかみ まこと)

「枝川・十畳長屋の五郎さん」 (カラー30枚)

東京の再開発で取り残される江東区枝川の古い長屋と住人、五郎さんの姿から、記憶や歴史が新しいものに移り変わる様子を撮影したドキュメンタリー作品。

1985年 埼玉県生まれ。31歳。
2012年 DYAS JAPANフォトジャーナリスト学校第3期を受講し、フォトジャーナリストとして活動を開始。国内の新聞社、雑誌にて写真を掲載。
2014年 第62回 ニッコールフォトコンテスト モノクローム部門 特選。第15回 上野彦馬賞 入選。
2015年 第16回 上野彦馬賞 入選。 ロンドン在住。


「名取洋之助写真賞奨励賞」受賞  和田 芽衣 (わだ めい)

和田 芽衣(わだ めい)

「娘(病)とともに生きていく」 (モノクロ30枚)

生後8ヵ月の娘が先天性の根治不可の病とわかり、受け止め難い現実をファインダー越しに見ることで作者は現実と一定の距離を保つことができた。また、作者は心理士としてがんの臨床に携わっていた際に「患者や家族、当事者のためにあるがままの姿を伝えることの必要性」を感じた。病と向き合いながら生きる親子の5年間のプライベートドキュメンタリーであると同時に、人生のどん底にいるであろう仲間へ向けたエールでもある。

1983年 神奈川県生まれ。33歳。
2007年3月 北里大学大学院医療系研究科医療心理学修士課程卒。
2007年4月~2012年2月 埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科(助教)。
2014年3月 北里大学大学院医療系研究科医療心理学博士課程単位取得退学。
2014年~ 写真家佐藤秀明氏に師事。2015~2016年 JPS展入選。
2015年4月~ 現在、フリーランスの写真家として活動開始。埼玉県在住。


開催期間 2017年1月27日(金)~2017年2月2日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
場所 富士フイルムフォトサロン スペース1
入場料 無料
作品点数 半切・カラー30点・モノクロ30点
巡回展 富士フイルムフォトサロン 大阪  2017年2月17日(金)~2月23日(木)

【写真展併催イベント】 JPS名取賞担当 島田聡氏によるギャラリートーク

日時 2017年1月27日(金)・28日(土)  各日15:00~ (約30分)
※終了いたしました。
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真展会場内
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
参加 無料
予約 不要

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