【写真家たちの新しい物語】
高橋広平写真展「四季を纏う神の鳥 ~雷鳥に魅せられて~」

「DAIFUKU」(大福)

「命のゆりかご」

「幾万年をつむいで」

「お父さん、出勤す。」

富士フイルムフォトサロン 東京は、若手写真家の皆さまに写真展を行う意義や楽しみを見出していただき、写真文化の発展につなげるため、公募展「写真家たちの新しい物語」を開催しています。これは、写真展を開催する為のプリントや制作費等を当社が支援する企画です。

今回はその第七弾として、雷鳥が好き過ぎて、脱サラして山小屋に勤め、雷鳥写真家となった、高橋広平氏の写真展を開催いたします。

・・・それは「一目惚れ」でした。それまでの自分を変えたくて山に登り、そして彼らに出会い、彼らを知りたくて写真を始めました。

冬は雪に、夏は岩に、その自在な羽毛で、四季を纏う雷鳥。
雷鳥は日本の山岳信仰において、「神の鳥」として尊ばれてきた歴史を持っています。国の特別天然記念物、そして絶滅危惧ⅠB類という肩書きを持つ彼らの営みは、その生息環境の厳しさも手伝い、現在においても謎多きものであります。

その深淵なる謎解きの途上ではありますが、私の感じた彼らへの愛おしさを形にしてみました。彼らのことを一人でも多くの人に知ってもらうことで、雷鳥やその環境保護の手助けになれば幸いです。彼らの未来が少しでも明るくなる事を願い、そして信じて撮り続けています。

高橋広平

プロフィール

高橋 広平 (たかはし こうへい)

高橋 広平 (たかはし こうへい)
1977年、北海道苫小牧市生まれ。2007年、雷鳥と出会い、独学で写真を始める。2013年、第4回田淵行男賞にて岳人賞を受賞。雷鳥写真家。
雑誌などで作品を発表し、環境省や長野県などの雷鳥保護に関わる企画などに写真を提供している。現在は「雷鳥とその生態系」というテーマのもと、多様な被写体と「個」と「個」として向き合っている。現在、安曇野を拠点に活動中。日本自然科学写真協会(SSP)会員。長野県自然保護レンジャー、雷鳥緊急保全対策事業・調査協力員などに所属。
後援:
国際自然環境アウトドア専門学校
市立大町山岳博物館
田淵行男記念館
長野県
日本自然科学写真協会(SSP)


開催期間 2015年10月9日(金)~ 2015年10月22日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
会場 富士フイルムフォトサロン スペース2
入場料 無料
作品点数 カラー・65点を予定

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