東京写真月間2015 日本写真協会賞受賞作品展

作家賞 原 芳市「光あるうちに」

作家賞 南川三治郎「日本の心」より月次祭

新人賞 石川竜一「okinawan portraits 2010-2012」より

新人賞 中井精也「1日1鉄!」より 日高本線 絵苗~浦河

 公益社団法人 日本写真協会は昭和27(1952)年の設立以来、毎年6月1日「写真の日」を記念し、我が国の写真文化活動に格別な功績が認められた方、優れた作品を発表された方に「日本写真協会賞」を贈り表彰しています。
本展では、今年受賞された方々のご紹介と、作家賞、新人賞を受賞された写真家の方々による作品をご覧いただきます。

開催期間 2015年5月29日(金)~2015年6月4日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
会場 富士フイルムフォトサロン スペース1・2
入場料 無料
作品点数 約100点(予定)

2015年(平成27年)日本写真協会賞受賞者一覧

受賞者 受賞理由
作家賞 原 芳市 ストリッパーを被写体としたドキュメンタリー写真を長年撮り続け、近作では夢と現実の狭間を歩き回る心情的写真へと変貌を遂げた。その長年の写真制作活動に対して
南川三治郎 美術家や作家の創作現場を捉えた初期の作品から、近作の伊勢神宮をテーマとした作品まで、被写体やテーマと真摯に向き合う姿勢と周到な取材で、たゆみない撮影を重ねてきた。その長年の写真制作活動に対して
新人賞 石川竜一 スピード感と柔軟さを活かして沖縄を重層的に捉えた作品は、写真集『絶景のポリフォニー』、『okinawan portraits2010-2012』他で発表され、話題を呼んだ。将来が期待されるその制作活動に対して
中井精也 「1日1鉄!」や「ゆる鉄」などにより鉄道写真にイノベーションを巻き起こし、更に社会性の濃い表現も追求するなど、鉄道写真の可能性を切り開いてきた。その馬力と牽引力溢れる制作活動に対して
国際賞 サイモン・ベーカー ロンドンのテート・モダン美術館写真部門責任者として、日本の写真作品の収集・展示を積極的に行い、また著作を通じて日本写真を世界に広く知らしめた。その多大な尽力に対して
功労賞 川口邦雄 自然に対する幅広い知識に裏打ちされた独自の個性により、半世紀以上に渡り山岳写真に大きな存在感を示してきた。その長年に渡る写真界への貢献に対して
鍔山英次 東京新聞写真部員として活躍し、退職後は武蔵野を流れる野川の再生や津軽の撮影など、写真と社会との融合を考え活動してきた。その長年の功労に対して
学芸賞 白山眞理 著書『<報道写真と戦争> 1930-1960』において報道写真という視点から戦前・戦中・戦後を連続性において捉え、また資料的な裏付けのもと、日本写真史の空白を埋めた。その画期的な労作に対して

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