写真歴史博物館 ~ 170年を越える写真の変遷を中心とした展示 ~

写真歴史博物館は、写真の文化・カメラの歴史的進化を観て体感できる希少価値の高い博物館です。
3種類の展示でお楽しみいただけます。

富士フイルムの歴史を飾ったフィルム&カメラ

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企画展

フジフイルム スクエアの収蔵品や他館の協力を得て、歴史的に価値のある写真の展示を開催しております。

写真展

写真歴史博物館 企画写真展
民俗写真の巨匠 芳賀日出男
伝えるべきもの、守るべきもの

開催期間 : 2018年1月4日(木)~2018年3月31日(土)

約60年以上にわたって日本のみならず世界各地のさまざまな祭礼を撮り続けてきた芳賀日出男は、民俗に対する独自の哲学に裏打ちされたその写真によって、単なる記録写真にとどまらない「民俗写真」の地位を確立した写真家です。

芳賀日出男は、1921年、満州の大連(現・中国大連市)に生まれました。大学受験のために初めて踏んだ母国の地で、その豊かな季節感に衝撃を受けます。まさに春を迎えんとする季節の中、ぬるんでいく陽気につれて、梅や桜の蕾が開花していく美しい様は、若い芳賀の感性を大きく揺さぶるにふさわしいものでした。

その後、進学した慶應義塾大学で、カメラ好きの父親の元で小学生の頃から写真を撮り続けていた芳賀は、カメラクラブに入り写真にのめりこんでいきます。もっぱら、勉学より写真に精力を傾けた芳賀でしたが、折口信夫の講義は民俗学に開眼する契機となり、後の芳賀に大きな影響を与えることになりました。

卒業後は、日本の年中行事を中心に撮影を続け、1959年には丹念に稲作行事を追った『田の神』を出版。以後も精力的に各地の習俗を撮り続け、当初はなかなか認知されなかった民俗写真の第一人者として、1970年の大阪万国博覧会では<お祭り広場>のプロデューサーにも任命されました。

本展「民俗写真の巨匠 芳賀日出男 伝えるべきもの、守るべきもの」では、これまで撮影された40万点にものぼる作品から、芳賀日出男の原点ともいえる稲作儀礼を中心とした祭礼と人生儀礼をテーマにした約30点を展示します。「季節に合わせて祈るという心豊かな宗教的風土をもっているのが日本人だ。(中略)文明がもたらす利益は多々あるが、失ったものも多いことに気づいていただきたい。そのひとつが祭礼だろうと思う。祭礼には民の願いや叫び、報謝が籠められているものが多い。」(芳賀日出男『写真民俗学』、KADOKAWA、2017年)あらゆる場所に宿る神々と共に生き、日々の恵みに感謝を捧げてきた日本の祭礼を確かな眼差しでとらえた芳賀の作品は、私たちが生きている「今」という時間を紡いでくれた古(いにしえ)からの長い時間の連なりに思いを馳せるとともに、豊かな美しい自然の恵みに改めて畏敬の念を起こさせてくれます。

企画展


【解説】
毎日、15:30からの約30分で、写真の歴史と企画展について富士フイルムのOBが分かりやすく解説いたします。是非ご参加ください。

日時毎日 15:30~ (約30分/土・日・祝 含む)(年末年始除く)
会場写真歴史博物館 ※ 館内での開催のため座席はございません。
参加無料
申し込み不要

写真歴史博物館は、2017年公益社団法人企業メセナ協議会より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2017」の認定を受けております。

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