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FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展
ゼラチンシルバーセッション×FUJIFILM ゼラチンシルバーセッション「GSS Photo Award」受賞者展
【写真展併催イベント】 「GSS Photo Award」受賞者展 ギャラリートーク
写真展出展者プロフィール
■嶋田篤人氏 「木偶の房」 (2013年 第1回最優秀作品 は「瞬膜」)
1989年 千葉県生まれ、2011年 東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。東京都在住。
房総半島を中心に撮影、モノクロプリントを制作し、発表を続ける。今回は新作を出展。
房総半島で写真を撮る。
私はここで写真を撮ることが好きだ。
ある日の昼下がり。
空き地に木が落ちていた。
それは地面に根をはるわけでも、飾られているわけでも無い。
葉を生やすことも、椅子として服従することも無く、そうした本質から宙吊りになっていた。
木には人為的に削られた痕跡があった。
そこに造形の意図は感じられず、試し斬りの痕のようであった。
脇を締める。
ファインダーを覗く。
フォーカシングの二重像はピタリと重なり、そのまま動かない。
それは私にとって、写真になるための木となった。
繰り返し、試し撮り。
私は何の奴隷にもならない。
房総半島。
ここには雪化粧の山々も、珊瑚の青い海も、越すに越されぬ川もない。
どこまでも果てなき道は続かない。
この土地で私の写真を試す。
私はその問いかけと、この土地が交わる一点において写真を撮る。
(タイトルは「でくのぼう」と読む)
■池田裕一氏 2015年 第2回最優秀作品「風のはじまり」
1980年 東京都生まれ、デザイン、ディレクションを行うSIMPLICITYに勤務した後、写真スタジオを経て、2011年独立。
2014年より Pond Gallery(目黒区)を主宰。ここでは写真展のプロデュースのほか、全国各地の作家を訪ねて出会った器を展示販売している。
「風のはじまり」では、日本最北端の利尻島と礼文島、最南端の八重山諸島を撮影しました。 そこは日本の端と端、これより先は日本ではない場所、日本の風がはじまる場所であり、終わる 場所。
日本の端に漂う風を撮りました。
■叶野千晶氏 2017年 第3回最優秀作品「ラーゲルの記憶」
1971年千葉県生まれ、東京都在住。2012年度年京都造形芸術大学通信教育部芸術学部美術科写真コース卒業。2014年千住博ザ・スーパー・アートスクール第一期生修了。
高校に通えなくなった青年期。孤独で絶望を感じていた頃、アンネ・フランクの日記を読んだ。1940年から42年にかけて建設されたポーランドの6つの強制収容所の内、現存する最大規模のアウシュヴィッツ=ビルケナウ跡地、ラーゲル。その地を訪れたいという気持ちに急かされ、2008年、2011年の2度にわたり足を踏み入れた。
日時 | 2017年6月18日(日) 14:00~14:40 ※終了いたしました。 |
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会場 | 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2 ※ 座席はございませんので、予めご了承ください。 |
参加 | 無料 |
申し込み | 不要 |