FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展
二十世紀の巨匠
美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス

  • 月とハーフドーム, ヨセミテ・ヴァレイ, 1960年
    撮影:アンセル・アダムス
    京都国立近代美術館蔵
    ©2017 The Ansel Adams Publishing Rights Trust

  • マンザナールから眺めたウィリアムソン山, 1945年
    撮影:アンセル・アダムス
    京都国立近代美術館蔵
    ©2017 The Ansel Adams Publishing Rights Trust

  • 月の出, ヘルナンデス, ニューメキシコ, 1941年
    撮影:アンセル・アダムス
    京都国立近代美術館蔵
    ©2017 The Ansel Adams Publishing Rights Trust

  • アスペンス, ニューメキシコ北部, 1958年
    撮影:アンセル・アダムス
    京都国立近代美術館蔵
    ©2017 The Ansel Adams Publishing Rights Trust

  • 冬の杉林, ヨセミテ・ヴァレイ, 1949年頃
    撮影:アンセル・アダムス
    京都国立近代美術館蔵
    ©2017 The Ansel Adams Publishing Rights Trust

 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)は、今年3月30日に迎えた開館10周年を機に、「写真の過去・現在・未来」を発信するため開館記念写真展を12本開催しています。その1つとして、フジフイルム スクエアでは2017年11月17日(金)から12月6日(水)まで、二十世紀写真の巨匠アンセル・アダムスの作品展を開催します。

 アンセル・アダムスは1920年代後半から約60年にわたりアメリカで活躍した最も著名な写真家の一人です。日本では1970年代から美術画廊や写真専門ギャラリーを通じて本格的に作品が紹介され、日本の写真家に多大な影響をもたらしました。広大な自然の中に見出した美と崇高の風景を精緻なモノクロ写真で表現した作品は、今も写真史上の金字塔として語り継がれています。

 アダムスは1902年、アメリカ、サンフランシスコに生まれました。少年期、人一倍、好奇心旺盛だったアダムスは規律の厳しい学校教育に馴染めず、しかしその一方でピアノ演奏の才能を発揮し、やがてピアニストを目指すまでになりました。また、同時期に家族でヨセミテ渓谷を旅行し、写真を撮ったことから、ヨセミテの自然と写真に強く興味を抱くようになり、写真にも深く傾倒していきました。ピアニスト志望だったアダムスが写真に一生を捧げる決意を固めたのは、1930年に写真家のポール・ストランド(1890-1976)と出会ったことがきっかけでした。アダムスは彼のネガを見た瞬間に啓示を受け、創造的な写真とは何かを直観したといいます。アダムスは完璧なモノクロ写真を制作するための「ゾーン・システム」の発明や、写真市場の成立、写真教育機関の拡充など、写真におけるあらゆる分野の開拓者として現代写真の可能性を切り開き、生涯を通じてその発展に寄与してきました。「ネガは楽譜であり、プリントは演奏である」という、音楽家を志した経験を持つアダムス独自の印象的な格言は現在もよく知られるところです。

 本展は、京都国立近代美術館の協力を得て、同館所蔵の写真コレクションである「ギルバート・コレクション」の中から厳選されたアンセル・アダムス作品約60点を一堂に展示します。風景写真、そして銀塩写真の最高峰として輝き続けるアンセル・アダムスのオリジナル・プリントは、写真表現とは何かという問いに、一つの明確な答えを与えてくれることでしょう。アダムス不朽の名作の数々をこの貴重な機会にご堪能ください。

※ 11月25日(土)に写真展併催イベントとして、写真家の三好耕三氏によるギャラリートーク&上映会を開催いたします。

プロフィール

アンセル・アダムス (Ansel Adams) 1902-1984
1902年、アメリカ、サンフランシスコに生まれる。少年時代にピアノの才能に目覚め、コンサート・ピアニストを目指していたが、1930年に写真家ポール・ストランドに出会い、写真家を志すようになる。1932年、グループf/64を結成。1940年、ボーモント・ニューホールとともにニューヨーク近代美術館の写真部門の創設に携わる。1941年、完璧なモノクロ写真を制作するための技術「ゾーン・システム」を発明。1949年、ポラロイド社の顧問に就任。1975年、アリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィーの設置に助力する。1980年、カーター大統領より大統領自由勲章を授与される。1981年、最も有名な作品「月の出、ヘルナンデス、ニューメキシコ」の超特大プリントに写真市場で当時過去最高額の7万1,500ドル(当時日本円で約1,500万円)の値がつく。1984年、心不全のため82歳で死去。1985年、ヨセミテ国立公園の南東縁にある高さ3,584メートルの峰が正式にアンセル・アダムス山と命名される。生涯に開催された展覧会は500以上。ポートフォリオや写真集、技法書などの発行物も多数にのぼる。



企画展名 FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展
「二十世紀の巨匠 美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス」
開催期間 2017年11月17日(金)~2017年12月6日(水)
開館時間 10:00~19:00 会期中無休 (入館は終了10分前まで)
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
作品点数 約60点
入場料 無料
※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入場無料にしております。
主催 富士フイルム株式会社
特別協力 京都国立近代美術館
協力 アンセル・アダムス・パブリッシング・ライツ・トラスト
後援 港区教育委員会
企画 フォトクラシック

【写真展併催イベント】 写真家 三好耕三氏によるギャラリートーク&上映会
写真家の三好耕三氏がアンセル・アダムスの人と作品を語ります。また、ギャラリートーク開催30分前より、フジフイルムスクエア2階の特設会場にて「Ansel Adams, Photographer」(デヴィッド・メイヤース監督、1958年、約20分)の上映を行います。

日時 2017年11月25日(土)
上映会 : 13:30~ / 15:30~
ギャラリートーク : 14:00~ / 16:00~  各回ともに約30分の予定です。
会場 上映会 : FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 2階 特設会場
ギャラリートーク : FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真展会場内
※ ギャラリートークは、座席はございませんので、予めご了承ください。
参加 無料
申込 不要

富士フイルムフォトサロンおよび写真歴史博物館は、2016年公益社団法人企業メセナ協議会より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2016」の認定を受けております。
※ 企業による芸術文化支援(メセナ)活動の活性化を目的に1990年に設立された、日本で唯一のメセナ専門の中間支援機関。

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