作品選考会で選出された4名の個展開催を応援!
FUJIFILM SQUARE 企画写真展

「平成・東京・スナップLOVE」
ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展

  • 東京展:8月28日(金)~9月10日(木)
    Vol.1 山端拓哉「ロシア語日記」

  • 東京展:9月11日(金)~9月24日(木)
    Vol.2 小西拓良「笹舟」

  • 大阪展:10月2日(金)~10月15日(木)
    Vol.3 阪東美音「メロウ」

  • 大阪展:10月2日(金)~10月15日(木)
    Vol.4 前川朋子「涯ての灯火(ともしび)」

 2019年、FUJIFILM SQUARE 企画写真展「平成・東京・スナップLOVE」を東京会場・フジフイルム スクエア(6月)と大阪会場・富士フイルムフォトサロン 大阪(7月)において開催しました。
 その期間中、同展出品作家6名(有元伸也、大西みつぐ、尾仲浩二、中藤毅彦、ハービー・山口、元田敬三 敬称略)が、写真展での作品の発表を目指す方たちにアドバイスする「ポートフォリオレビュー」を開催し、計78名が参加しました。
 フジフイルム スクエアは、この度、ポートフォリオレビューの「最終選考会」で選出された4名の写真家に、東京・大阪両会場にて「個展開催」を応援します。
 新たな才能を開花させ、将来の飛躍に繋げていただくために、推薦作家から写真展の企画・構成のアドバイスを受けながら、写真展開催のプロセスを体験していただく、という意欲的な試みです。
 写真に真摯に向き合う4名それぞれの視点が提示する彼らの可能性は、写真の新たな可能性を私たちに見せてくれます。4名の作品と思いを、推薦作家のコメントと共にお楽しみください。

東京ポートフォリオレビュー

東京最終選考会

大阪ポートフォリオレビュー

大阪最終選考会


企画展名 FUJIFILM SQUARE 企画写真展 「平成・東京・スナップLOVE」
ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展

① 東京展 2名の個展を連続開催!

開催期間 2020年8月28日(金)~2020年9月10日(木)
Vol.1 山端拓哉「ロシア語日記」

2020年9月11日(金)~2020年9月24日(木)
Vol.2 小西拓良「笹舟」

開館時間 両展とも、10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3
入場料 無料
作品点数 各展20~30点を予定
主催 富士フイルム株式会社
企画 コンタクト

② 大阪展 2名の個展を同時開催!

開催期間 2020年10月2日(金)~2020年10月15日(木)
Vol.3 阪東美音「メロウ」
Vol.4 前川朋子「涯ての灯火(ともしび)」
開館時間 10:00~19:00 (10月8日(木)・15日(木)は14:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 富士フイルムフォトサロン 大阪 スペース2
〒541-0053 大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア1階
TEL:06-6205-8000 (受付時間:平日10:00~18:00)
入場料 無料
作品点数 各展20~30点を予定
主催 富士フイルム株式会社
企画 コンタクト

写真家・作品紹介

① 東京展
Vol.1 山端拓哉「ロシア語日記」(推薦作家:尾仲浩二)

©Takuya Yamahata

©Takuya Yamahata

今回の作品は、ロシアに語学留学に行っているときの写真が、中心になっている。
旅行写真ではなく、また生活写真でもない、その狭間を作品にしたい。
私は日本でも最近ロシア語で、日記を書いている。
日本での生活でさえ、ロシアと密接に関わっていて、これからもロシアとの関係は続く。
ロシア語日記は、どんどんページ数を増やす。

<尾仲浩二選評>
山端くんはロシアが好きだからロシアへ何度も行く。カメラとフィルムを持って。
気になるものは何でも撮ってくる。
フィルムを現像する。
思っていたほどイイ感じには写ってなかったけれど、思ってもいなかったものがイイ感じに写っていたりする。
暗室でプリントをする。
ホントはこんな色じゃなかったけど、こんな色でも悪くないなと思う。
それが楽しくてまたロシアに撮りに行く。
山端くんが写真を楽しんでいる事がストレートに伝わってきたんです。

山端拓哉 (ヤマハタ・タクヤ) プロフィール

山端拓哉 (ヤマハタ・タクヤ)

1988年 青森県十和田市生まれ。
2011年 武蔵大学社会学部社会学科卒業。
2016年10月~2018年2月 ロシア・ウラジオストクにて語学留学。
帰国後、暗室クラブ【おんたま】に参加。フィルム写真にこだわりながら、作家活動中。
2019年11月 フランス・パリ《FOTOFEVER》に【おんたま】として参加。


① 東京展
Vol.2 小西拓良「笹舟」(推薦作家:中藤毅彦)

©Takuro Konishi

©Takuro Konishi

写っているのは妻です。僕たちにコウノトリは来ないまま、二人の生活は18年になりました。思い描いていたのとはずいぶん違った人生になってしまいましたが、僕たちは時の川を笹舟の様に流れていきます。

<中藤毅彦選評>
とある夫婦のささやかな生活を精緻に描いたモノクロームのプリントは限りなく美しい。
夫が妻を見つめる視線は愛に満ち、また妻がカメラの前で自然に無邪気な姿を見せるのも夫を心から信頼しているからこそであろう。
だが、見る者は、どこか憂いを秘めた妻の表情の奥に、不思議な寂しさが漂うのに気がつくだろう。
「笹舟」と言う象徴的なタイトルに込められた、幸福と哀しみの相半ばする二人の感情こそが、この作品の核なのである。

小西拓良 (コニシ・タクロウ) プロフィール

小西拓良 (コニシ・タクロウ)

1969年 東京都板橋区生まれ。
2010年 写真表現中村教室ワークショップに参加。
2014年 夜の写真学校ワークショップに参加。
2017年 個展「鉄港」(新宿/Place-M)開催。


② 大阪展
Vol.3 阪東美音「メロウ」(推薦作家・元田敬三)

©Mio Sakato

©Mio Sakato

現役の女子高生から20歳くらいを対象とし、制服を着せて撮影しました。
この作品は私が学生の時に受けた嫌がらせやSNSを見ていて感じたことがイメージに影響しています。SNSに悪口など見たくないことが投稿されていても、見ておきたくなってしまいます。だから写真のような場所に行くとそういう環境から逃げられる気がしました。周りに合わせるのがしんどくなったからメイクを薄くしました。落ち着ける環境を写真の中から作っていこうとしたのが制作しはじめたきっかけです。

<元田敬三選評>
ポートフォリオレビューを通して多くの方々と直接出会う機会があり、みなさまの写真や現実に対する真剣な姿勢に驚かされました。阪東さんの作品の動機は自分自身の内面の諸問題でしょうか。内面は写真に写りませんから(前提として。たまに写る気がする)、内なる事を外界へ繋げ、他者を巻き込んでいく様はまさに写真のなせる技。写真は目の前にある現実しか写せませんから。この展示をきっかけに作家本人も見る側も発見の連続が始まるはずです。

阪東美音 (サカトウ・ミオ) プロフィール

阪東美音 (サカトウ・ミオ)

1999年 大阪府生まれ。
2017年 大阪市立工芸高等学校 卒業。
2019年 ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。


② 大阪展
Vol.4 前川朋子「涯ての灯火(ともしび)」(推薦作家・大西みつぐ)

©Tomoko Maekawa

©Tomoko Maekawa

2015年からわたしは、自分の娘とその周辺の景色を撮影し続けてきた。
些細な日常の出来事も、娘は、忘れてしまいたいことさえも鮮明に覚えていて、突然それに苛まれることがあるという。当のわたしは、忘れたくないことでもすぐに忘れていく一方だ。
同じ時間を過ごしているはずなのに、私たちの間には互いに相容れないずれ、眼に見えない「裂け目」のようなものがあるように思う。
写真を知り、より深く眼差す試みの中で、些細な日常の写真がこの「裂け目」のプラットホームとなり、他人同士の経験と記憶を育てるのかもしれない、という気づきをえて、小さな灯火が自分の中に灯されていく、そういう感覚をおぼえた。
この灯火が、まだ見知らぬ地平を、ささやかに照らしうることをいつも信じている。

<大西みつぐ選評>
「葛藤」は写真作業の途上でさらに大きくなっていくものだ。しかし、個に立ち返り「世界」を見つめていく自由をも同時に獲得していくことになる。さらに「世界」はこちらをも凝視する。前川さんの写真は「我が家のアルバム」には残らない互いの呟きやもどかしさを溢れるほど積み込み、私たちがこの時代に生きねばならない確信を提示してくれている。
それは「愛しさ」という感情が地味ながらも着実に未来を照らしているということ。そこに向かって歩くしかないということ。

前川朋子 (マエカワ・トモコ) プロフィール

前川朋子 (マエカワ・トモコ)

1972年 東京都生まれ。
1998年~ 徳島市在住。
2015年~ フォトアーキペラゴ写真学校に参加。




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