北井一夫
Kitai kazuo
1944年、中国鞍山に生まれる。1965年、日本大学芸術学部写真学科中退。同年、『抵抗』(未來社)を自費出版。1969年、成田空港建設に反対する三里塚の農民を取材し、1972年、写真集『三里塚』(のら社)にて日本写真協会新人賞受賞。1976年、『アサヒカメラ』誌に連載したシリーズ「村へ」にて第1回木村伊兵衛写真賞受賞。主な展覧会に「タイムトンネルシリーズ Vol.20 北井一夫〈時代と写真のカタチ〉」(ガーディアン・ガーデン、2004年)、「いつか見た風景」(東京都写真美術館、2012年)など。主な写真集に『村へ』(淡交社、1980年)、『新世界物語』(長征社、1981年)、『フナバシストーリー』(六興出版、1989年)、『いつか見た風景』(蒼穹舎、1990年)、『1970年代NIPPON』(冬青社、2001年)、『流れ雲旅』(ワイズ出版、2016年)、『過激派の時代』(平凡社、2020年)など。エッセイ集に『写真家の記憶の抽斗』(日本カメラ社、2017年)がある。