富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

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富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

土門豢 平等院鳳凰堂夕焼け 1961年 ©土門豢写真研究所

「魅力発見! 日本の世界文化遺産」

~写真が語る日本の歴史~
フジフイルム スクエア 企画写真展

2021年7月1日(木)〜 7月20日(火)

FUJIFILM PHOTO SALON Space1 / 2 / MINI GALLERY

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3つの見どころ

日本を代表する写真家による格調高い写真作品を通して、

  • 19件の世界文化遺産から日本の歴史の流れを知る(日本語・英語対応)
  • 日本列島の豊かな自然と風土が育んだ独自の美と文化を再発見する
  • 迫力ある美しいプリントで旅する気分を味わう

写真展について

フジフイルム スクエアは、2021年7月1日(木)から7月20日(火)まで「魅力発見! 日本の世界文化遺産 ~写真が語る日本の歴史~」を開催いたします。

現在、日本国内には23件の世界遺産があります。うち19件が文化遺産として登録されており、そのほとんどが日本史の時代区分と時代背景を象徴する建造物として残されています。

本展は、19件全て取り上げるとともに特徴的な文化遺産にスポットを当て、日本の歴史を通観しながら紹介します。日本の写真界を代表する土門豢(1909-1990)、奈良大和路のイメージを定着させた入江泰𠮷(1905-1992)、建築写真の第一人者・渡辺義雄(1907-2000)、日本の造形美を鋭く切り取った西川孟(1925-2012)、京都の古社寺や風景を半世紀にわたって撮り続ける水野克比古(1941-)、高野山に生まれ育ち、山岳宗教をテーマとする永坂嘉光(1948-)、「楽園」をテーマに世界を巡り、日本の世界遺産を撮影する三好和義(1958-)など日本の美と文化を見つめ撮り続けてきた優れた写真家たちによる、格調高い作品で構成します。

観光スポットとしても人気の高い世界遺産を選りすぐりの写真で紹介する本展は、日本特有の美と文化に出合う絶好の機会です。また、歴史の流れと合わせて見ることで、日本の魅力を再発見することができるでしょう。

日本の世界文化遺産の例

「宗像・沖ノ島」 4世紀頃からの自然崇拝に基づく古代祭祀が現在も受け継がれる島
「法隆寺」 聖徳太子ゆかりの仏教伝来直後の仏教建築物で、世界最古の木造建築
「古都奈良」 律令制が確立した頃の日本と中国、朝鮮半島とのつながりを示す仏教建築群
「古都京都」 平安遷都からいくつもの時代を超えて輝く千年の都
「嚴島神社」 武家の台頭と平氏の栄華を今に伝える、鮮やかな朱塗りの社殿
「姫路城」 白壁の美しい、幕藩体制が確立した時期を代表する城郭建築
「日光東照宮」 江戸幕府を開いた徳川家康が祀られる豪華絢爛な宗教建築
「富岡製糸場」 明治時代の近代化を支えた、当時世界最大規模の製糸工場
「国立西洋美術館」 20世紀を代表する建築家ル・コルビュジェ設計による建築作品

写真展概要

企画展名 フジフイルム スクエア 企画写真展
「魅力発見! 日本の世界文化遺産」~写真が語る日本の歴史~
開催期間 2021年7月1日(木)〜7月20日(火)
開館時間 10:00–19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・2・ミニギャラリー
入場料 無料

※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。

作品点数 約60点(予定)
主催 富士フイルム株式会社
企画 クレヴィス
後援

世界遺産リレー催事実行委員会・(一社)世界文化遺産地域連携会議
本展は「日本博参加プロジェクト」です。

JAPAN CULTURAL EXPO

港区教育委員会

出展作家 17名 (生年順・敬称略)
入江泰𠮷、渡辺義雄、土門 豢、西川 孟、岡本茂男、柴田秋介、牧野貞之、江成常夫、藤塚光政、水野克比古、田村 仁、藤原新也、三沢博昭、管 洋志、石橋睦美、永坂嘉光、三好和義
販売物 本展の関連写真集(クレヴィス刊)を会場にて販売予定

※写真展・イベントはやむを得ず中止・変更させていただく場合がございますので、予めご確認の上ご来館ください。

写真展関連プログラム

写真展開催記念Web動画
世界遺産の研究者 熊倉浩靖先生のお話

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)は、企画写真展 「魅力発見! 日本の世界文化遺産」 ~写真が語る日本の歴史~ の開催を記念し、「世界文化遺産地域連携会議」の理事、熊倉浩靖先生に、写真展の見どころをお話しいただく動画を公開しました。
観光スポットとしても人気の高い「日本の世界文化遺産」全19件を、日本の歴史に沿ってご紹介します。また、世界遺産とSDGsとの関わりについてもご紹介します。この動画をご覧の上、本写真展をご鑑賞いただくことで、より深く楽しんでいただくことができます。また、ご来館が難しい方や遠方の方にも、この動画を通して旅する気分をお楽しみいただければ幸いです。

Web動画ストーリー
動画は前編と後編、2本に分けて構成しています。前編では、世界遺産についての解説と日本の世界文化遺産10件について、続く後編では、日本の世界文化遺産9件と、世界遺産とSDGsとの関わりについてお話します。
美しい風景や建物の写真と一緒に日本の歴史の流れをたどることで、歴史に興味をお持ちの方はもちろん、歴史は少し苦手と思われる方にも、お楽しみいただきたいと願っております。そして、世界遺産を守ることの大切さやSDGsへの取り組みについて考えるきっかけにしていただければと存じます。

スピーカープロフィール

熊倉 浩靖 Hiroyasu Kumakura

■ 経歴

  • 1971年:京都大学理学部入学(後、中退)
  • 1999年:(特定非営利活動法人)NPOぐんま代表理事(現在に至る)
  • 2010年:群馬県立女子大学教授・群馬学センター副センター長(後、定年退職)
  • 2018年:高崎商科大学特任教授(現在に至る)

■ 学会、社会活動等

  • 内閣府地域活性化伝道師、群馬県文化審議会副会長、
  • (一般社団法人)日本温泉協会学術部顧問、(一般社団法人)世界文化遺産地域連携会議理事

■ 主な著書

  • 『群馬県謎解き散歩』KADOKAWA 新人物文庫(2013年)
  • 『増補版 上野三碑を読む』雄山閣(2017年)
  • 『「日本」誕生 東国から見る建国のかたち』現代書館(2020年)など

小・中学生向け「写真展見どころガイド」を配布

世界文化遺産とSDGs ―― 持続可能な開発目標に向けて

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が社会課題として取り組むべき「持続可能な開発目標」です。貧困、不平等・不正義の是正、健康、教育、働きがい、気候・環境など17の目標と169のターゲットが定められています。本展に関連する取り組みとして、目標11「住み続けられるまちづくりを」の中に、ターゲット4「世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する」が掲げられています。歴史上に貴重ながら、損傷や破壊の危機に瀕する世界文化遺産を守り、後世に残していく活動が求められています。著名写真家たちの写真を通じて、世界文化遺産・SDGsについて考えるきっかけになれば幸いです。

目標11「住み続けられるまちづくりを」

富士フイルムグループの長期目標の設定について

近年、持続可能な開発目標(SDGs*1)やパリ協定*2 など、社会課題解決を目指した国際的な長期目標や提言が相次いで発表されており、そうした社会課題解決のプレーヤーとして、企業への期待がますます高まっています。当社CSR計画「Sustainable Value Plan 2030(SVP2030)」では、こうした背景から、SDGsやパリ協定など、グローバルな目標達成への貢献を目指し、2030年度をターゲットとした長期目標を設定しました。
富士フイルムグループは、SDGs達成に向けて大きく貢献できる目標を17の中から10を特定し、具体的な取り組みを目標に盛り込んでいます。

*1 SDGs(エスディージーズ)(Sustainable Development Goals)(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ):2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が社会課題として取り組むべき「持続可能な開発目標」。貧困、不平等・不正義の是正、健康、教育、働きがい、気候・環境など17の目標と169のターゲットが定められている。
*2 パリ協定:2015年にパリで開催された第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な合意協定。地球の気温上昇を産業革命前から2℃未満に抑えることが掲げられている。

SDGs
MECENAT
富士フイルムフォトサロンは、公益社団法人企業メセナ協議会より芸術・文化振興による豊かな社会づくりの取り組みとして認定されました。