「火の国熊本」の象徴である「阿蘇」で「水」をテーマに写真を撮れないかと思い撮影をしてきました。約15年程撮影を続けてきて思うのが、ここ最近の自然の変化の過激さです。
5、6年前は九州に大きな台風が上陸し風倒木の被害をもたらしました。風倒木はいまだに放置されたままのところがほとんどです。また地球温暖化の影響か雪の積もることも少なくなっています。逆に夏は暑く集中豪雨が発生し、土砂崩れで山地の道路は通れないところも多々見受けられます。
自然環境の変化の中、一貫して「フイルム」に風景を写し留めて来ました。今ではもうみられない風景も含まれておりますが、嘘偽りのない「本当の風景写真」だと自負しております。
どうぞ御観覧下さいます様よろしくお願いいたします。
なお、今回の作品はすべてフイルムからの銀塩クリスタルプリントです。

矢永 憲行