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富士フイルムフォトサロン スペース2
志水哲也写真展「白神 水と緑の回廊」
世界最大"550万本のブナ"が生息するといわれる白神山地。
ブナを核とした豊饒な森を、清冽な渓流が潤し、動植物が寄り添い、淘汰されながら生き長らえている。十二湖にある1ヘクタールの実験林でのモニタリング調査によると、13万ヘクタールに生息するブナは550万本と推定される。
黒部幻の滝を始め、全国各地を取材している自分が屋久島の次に目標にしたのが白神山地だった。当初、白神はわからないことが多過ぎて戸惑っていたが、地元の世界遺産巡視員、カメラマン、ガイドさんなどの協力によりその取材を決意。
まず白神最大の魅力は世界一といわれるブナの数にあると思いヘリコプターで春と秋2回空撮を行った。次に森の中で繰り広げられているドラマをとらえたくて稜線、森、渓谷、海岸、世界遺産コアエリアにいたるまで足を使って分け入った。清冽な渓流に身を浸し、濃密な藪や深雪をかき分け、ブラインドに隠れて野鳥を待ち、撮影を続けてきた。
そして、今回展示するのは2008年から3年間で撮った最新作。
ダイナミックな"白神"をご覧下さい。