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富士フイルムフォトサロン スペース3
永田博義写真展「棚田学会10周年によせて 日本の棚田」
棚田は、先祖たちが食確保のため数百年におよぶ辛苦を重ね築き上げたものであり、自然と共生してきた文化遺産でもあります。
その棚田が経済効率優先政策に一蹴され、すでに4~5割が放棄されています。山里は荒廃し「限界集落」という言葉さえ聞こえ、その様は都会人の心象風景とは懸け離れつつあります。
棚田学会は、棚田が米生産にとどまらず、洪水土壌浸食防止・水資源かん養・集落文化保存、さらには多種生物生存可能等々の多機能をあげ、その重要性を強調しています。
その主旨に賛同し、かつ人は未来永劫に農と無縁ではあり得ない、遺産棚田を含む農村の姿は子々孫々へ届けるべきだと考え、"棚田よ残れ"と願い撮影しました。
棚田学会員 永田博義