富士フイルムフォトサロン 名作展 林 忠彦写真展「カストリ時代」
2008年6月4日(水)をもって終了いたしました。
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)は1Fギャラリー「PHOTO IS」において、『富士フイルムフォトサロン名作展 林 忠彦写真展「カストリ時代」』を、2008年5月16日(金)から6月4日(水)まで開催いたします。
戦後を代表する写真作家である林忠彦氏の代表作「カストリ時代」を、旧富士フォトサロンにて1980年8月8日(金)〜14日(木)に林忠彦氏自らのプロデュースにより開催された展覧会を、当時の写真パネルと記録写真をもとに再現いたします。"カストリ"とは第二次大戦直後に盛んに造られた米またはイモから急造した粗悪な密造酒のことです。そんなカストリが流行した昭和20年代、敗戦後の激動の時代に焼け跡や闇市などドラマティックな世相を写し出した写真の数々を展示いたします。
本写真展は、富士フォトサロン開設50周年の記念写真展の一つとして昨年2007年4月20日(金)〜26日(木)で旧富士フォトサロン東京・銀座にて開催しましたが、好評につき、このたび、新しい写真情報発信拠点として昨年3月にオープンしたFUJIFILM SQUAREにて展示する運びとなりました。
木村伊兵衛氏や土門拳氏などと並ぶ昭和を代表する写真家、林忠彦氏が写し出した終戦後の進駐軍、焼け跡・闇市、戦災孤児、復興する東京など激動する時代を写真でご堪能いただければ幸いです。
林 忠彦(はやし ただひこ) 1918年山口県徳山市(現在の周南市)にある写真館の長男に生まれる。1971年日本写真家協会年度賞受賞。1972年二科展「織田広喜」で内閣総理大臣賞受賞。他、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章受賞、1990年逝去、享年72。主な著書に「小説のふるさと」(中央公論社)「日本の作家」(主婦と生活社)「日本の画家108人(全2冊)」(美術出版社)「カストリ時代」(朝日新聞社)「文士の時代」(朝日新聞社)「東海道」(集英社)「林忠彦写真全集」(平凡社)などがある。 |
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