FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展
北極も南極も「写ルンです」だから撮れた!

石川直樹 写真展「いつでもどこでも写ルンです」

  • 南極点。もっていったカメラがすべて故障し、最後に残った「防水」の写ルンですにて撮影。
    ©Naoki Ishikawa

  • カナダ北極圏。シロクマが現れ、咄嗟の撮影。
    ©Naoki Ishikawa

  • 小笠原諸島の海でイルカと泳いだ際、水中で撮影。
    ©Naoki Ishikawa

こちらの催しは終了いたしました。

 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)は、今年3月30日の開館10年を機に「写真の過去・現在・未来」をテーマとする記念写真展を開催しています。その一つとして、2017年8月11日(金・祝)から24日(木)まで、写真家 石川直樹 写真展「いつでもどこでも 写ルンです」を開催いたします。

 1986年に商品化された「写ルンです」は、当時まだ特別なものだったカメラや写真を、誰もが日常的に楽しむものに変える端緒となり、昨年30周年を迎えました。デジタルカメラやカメラを内蔵するスマートフォンが普及した今日なお、撮影枚数の制限から大切にシャッターを切る感覚、現像するまで写真が見られないわくわく感、フィルムらしい仕上がりなど、「写ルンです」ならではのテイストに改めてご支持をいただいております。

 本写真展では、北極点から南極点までを人力で踏破。23歳でエベレスト含む七大陸最高峰を史上最年少(当時)で登頂など、地球をフィールドに活躍し続けてきた写真家石川直樹氏が、厳しい遠征にも携行した「写ルンです」だからこそ捉えることのできた極地の記録から、機動力を発揮した旅先でのスナップなど、「写ルンです」で捉えたこれまでの旅の記録を展示します。

 また、自身が新たな方向の写真や映像を担当する、ふくしまの中高生によるミュージカル創作プロジェクト「チャレンジふくしまパフォーミングアーツプロジェクト」(主催:福島県)に出演する中高生たちとのワークショップから生まれた、「写ルンです」で撮影した活動や日常の様子も展示。「写ルンです」が、記録だけにとどまらず、写す人と見る人の心をつなぐことも感じていただけます。

【出展者の言葉】
 写真展のタイトル通り「写ルンです」は、いつでもどこでも誰が使っても目の前の世界を写しとってくれる、きわめて信頼性の高いアイテムです。北極や南極などの極地でも旅の軌跡をしっかりと記録してくれましたし、小笠原の水中ではじめてイルカと泳いだときも防水の「写ルンです」が活躍しました。苦しい時も楽しい時も一緒に旅をしてきた「写ルンです」の記録とその可能性に、この写真展で触れていただけたら嬉しいです。

※ 8月12日(土)に写真展併催イベントとして、石川直樹氏によるギャラリートークを開催いたします。

石川 直樹 プロフィール

1977年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。
辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表している。「CORONA」により土門拳賞、「最後の冒険家」で開高健ノンフィクション賞受賞。


企画展名 FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展
石川直樹 写真展「いつでもどこでも写ルンです」
開催期間 2017年8月11日(金・祝)~2017年8月24日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
作品点数 約30点予定
入場料 無料
主催 富士フイルム株式会社

【写真展併催イベント】 石川直樹氏によるギャラリートーク

日時 2017年8月12日(土)  15:00~15:40(予定)
※終了いたしました。
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 展示会場内
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
参加 無料
申し込み 不要

富士フイルムフォトサロンおよび写真歴史博物館は、2016年公益社団法人企業メセナ協議会より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2016」の認定を受けております。
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