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- 魯晴(ロセイ)写真展「未知の引力」 コロジオン湿板写真より“The unknown attractive force”
甦る19世紀の写真術、“湿板技法”の魅力!
魯晴(ロセイ)写真展「未知の引力」 コロジオン湿板写真より
“The unknown attractive force”
湿板写真は19世紀に使われていた古典的な写真術で、ガラス板などの表面に薬品を塗り、その板が乾燥する前に撮影(露光)を行い、現像液で素早く現像する必要がある、非効率な撮影技法です。
私は武蔵野美術大学大学院で、自分の研究テーマを追究した際(主査:寺山祐策氏、副査:中村成一氏)、独特な湿板写真の魅力に惹かれて撮り始めました。本写真展「未知の引力」は、昨年製作したシリーズです。
湿板写真には、被写体を長時間露光することで、目には見えないけれど刻々と力を増す莫大で、未知な引力のようなものを感じます。それは、まるで詩歌の持つ凝集力のようでもあります。独特の焦げたような表面のつやや、タイムトリップをしたような質感、デジタル写真や樹脂ベースのフィルムにはないガラス板そのものの質量感には、被写体を人の目で見ている立体的な空間でなない「未知なるもの」にかえる魅力があると感じます。
デジタルフォトが普及する21世紀、相対する湿板写真の視覚体験を試みます。
Instagram:@roseicolldionprocess
開催期間 | 2017年9月8日(金)~2017年9月21日(木) |
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開館時間 | 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) |
場所 | FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) ミニギャラリー |
入場料 | 無料 |
作品点数 | 白黒・A0サイズ約2点 ・半切約12点 |