2015年 第11回「名取洋之助写真賞」受賞作品 写真展

鳥飼祥恵「amputee boy-けんちゃん-」より

鳥飼祥恵「amputee boy-けんちゃん-」より

増田貴大「終わりの気配」より

増田貴大「終わりの気配」より

公益社団法人日本写真家協会が35歳までの「新進写真家の発掘と活動を奨励する」ために、公募した受賞作品を展示します。

2015年 第11回「名取洋之助写真賞」受賞

鳥飼 祥恵 (とりかい さちえ)

鳥飼 祥恵 (とりかい さちえ)
1982年 富山県出身。32歳。2010年 都内の写真学校を卒業。
2012年 フリーランスとして活動開始。
2014年 JCII主催水谷塾 修了。東京都在住。
受賞作品 : 「amputee boy-けんちゃん-」 (カラー30枚)
作品内容 : 上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするアンプティサッカーの撮影で出会った少年賢ちゃんに魅了された作者は、身体障害者の子どもにレンズを向けることに迷いを抱きつつ、保護者に連絡をとる。撮影の快諾を受け、賢ちゃんの所属するチームに足を運ぶ。そこでまわりの大人たちの賢ちゃんを気遣うおせっかいで明るい姿を見た。昔の日本には当たり前のようにあった懐かしい人間関係をとらえた作品。


2015年 第11回「名取洋之助写真賞奨励賞」受賞

増田 貴大 (ますだ たかひろ)

増田 貴大 (ますだ たかひろ)
1980年 大阪府生まれ。35歳。2000年(20歳)より写真を始める。
2003年 宝塚造形芸術大学(現:宝塚大学)美術学科 洋画コース卒業。
2004年 グループ展 第2回「モノクロ倶楽部」(千スペース/大阪)。
2005年 MIO写真奨励賞審査員特別賞受賞(選考:平木収先生)。大阪府在住。
受賞作品 : 「終わりの気配」 (カラー30枚)
作品内容 : 山陽新幹線(新大阪~広島)の車内から、沿線に暮らす人々を撮影した作品。カメラによって切り取った人々の一瞬から「死の臭い」を感じた作者。肉眼では捉える事の出来なかった死の気配を、写真という技術によって可視化の域に近づける可能性に気づき、作者は写真術を得た意義を強く感じたという。



開催期間 2016年1月29日(金)~2016年2月4日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
場所 富士フイルムフォトサロン スペース1
入場料 無料
作品点数 半切・カラー60点(1人各30点)
巡回展 富士フイルムフォトサロン大阪 2016年2月19日(金)~ 2月25日(木)

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