ドキュメンタリー、時代の真実をあぶり出せ!
第26回 林忠彦賞受賞記念写真展 有元伸也「TOKYO CIRCULATION」

 第26回林忠彦賞の受賞を記念した受賞作品展。
 「林忠彦賞」は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦(山口県・周南市出身)の多彩な業績を記念し、周南市と公益財団法人周南市文化振興財団が1991(平成3)年度に創設したものです。
 林忠彦は戦後、焼跡の中から「太宰治」「坂口安吾」など、無頼派の生の群像をとらえ世に出て以来、「カストリ時代」「日本の作家」「東海道」など、わが国の写真史に残る重厚な作品を次々に発表、生涯にわたって新しい写真表現に挑み続けました。
 時代を共有する写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗りこえ未来を切り開く写真家の発掘を目的に、毎年プロ・アマチュア問わず写真を募集。その受賞者の作品を展示いたします。

小有元伸也
有元伸也氏

 今回の受賞作「TOKYO CIRCULATION」は、東京という都市と共存しながらたくましく生きる人間の姿をとらえた作品です。2006年から自らの名を冠した「ariphoto」として発表を続けてこられ、2016年に本作としてまとめられました。
 作者の目に映る東京は壮大な循環を持つ一つの生態系であり、作者が被写体となっている人たちとコミュニケーションをとりながら撮影している作品の数々は、重厚感あふれる中にも大変人間的で、作品の持つ圧倒的なエネルギーは選考委員会でも高く評価されました。


開催期間 2017年5月12日(金)~2017年5月18日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
場所 富士フイルムフォトサロン スペース1
入場料 無料
作品点数 モノクロプリント(作者自作によるゼラチン・シルバー・プリント)・71点

【写真展併催イベント】 林忠彦賞受賞 有元伸也氏によるギャラリートーク

日時 2017年5月13日(土)  13:00~ (約30分)
※終了いたしました。
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真展会場内
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
参加 無料
予約 不要

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