ドキュメンタリー、時代の真実をあぶり出せ!
第27回林忠彦賞受賞記念写真展 藤岡亜弥「川はゆく」

 第27回林忠彦賞の受賞を記念した受賞作品展。
 「林忠彦賞」は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦(山口県・周南市出身)の多彩な業績を記念し、周南市と公益財団法人周南市文化振興財団が1991(平成3)年度に創設したものです。
 林忠彦は戦後、焼跡の中から「太宰治」「坂口安吾」など、無頼派の生の群像をとらえ世に出て以来、「カストリ時代」「日本の作家」「東海道」など、わが国の写真史に残る重厚な作品を次々に発表、生涯にわたって新しい写真表現に挑み続けました。
 時代を共有する写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗りこえ未来を切り開く写真家の発掘を目的に、毎年プロ・アマチュア問わず写真を募集。その受賞者の作品を展示いたします。


藤岡亜弥氏
藤岡亜弥氏

 受賞作「川はゆく」は、作者が2013年から撮り続けた広島の風景です。
作者にとっての広島は、生きる場所としての今現在の広島であり、四季を通じて街を歩きながら日常の広島を淡々と撮り続けました。しかし何気ない風景の中にも73年前の記憶は顔を覗かせます。世界的に注目される都市広島を、そこに住む者ならではの視線で捉えており、客観的でありながらも私的な眼差しで撮影された写真の数々は、臨場感を感じさせ非常に新鮮で、選考委員会でも高く評価されました。


※ 4月21日(土)に写真展併催イベントとして、藤岡亜弥氏によるギャラリートークを開催いたします。


開催期間 2018年4月20日(金)~2018年4月26日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
場所 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
入場料 無料
作品点数 カラープリント 60~70点を予定

【写真展併催イベント】 藤岡亜弥氏によるギャラリートーク

日時 2018年4月21日(土)  13:00~ (約30分)
※終了いたしました。
会場 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1 写真展会場内
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
参加 無料
申込 不要


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