写真歴史博物館 企画展 ウィン・バロック作品展「光に魅せられた写真家」

そこに光あれ 1954年

クリスマス、サンディの家にて 1956年
こちらの催しは終了いたしました。

 フジフイルム スクエア写真歴史博物館では、「ウィン・バロック作品展『光に魅せられた写真家』」を2014年1月3日(金)から2014年3月31日(月)まで開催いたします。

 ウィン・バロック(Percy Wingfield Bullock)は、身の回りの自然を見つめた写真家でした。深い森、打ち寄せる波、人間などに向けられた眼差しは深く、その本質を捉えようとしました。自然を照らす静かな光は、繰り返す生命の営みを写し出すとともに、人間を内包した自然の普遍性を訴えかけてくるようです。

 写真技法で特許を取得するなど、研究者としての顔も持っていたバロックは高い技術をもって制作にあたり、その作品は対象を精緻かつ重厚に写し出しています。今回は、作家自身によって制作されたヴィンテージ・プリントを中心に展示いたします。

 人気が高い「そこに光あれ」と「森の中の少女」をはじめとした代表作23点によって、ウィン・バロックのリアリズムをご覧ください。

プロフィール

ウィン・バロック(Percy Wingfield Bullock)1902年-1975年
1902年、イリノイ州シカゴ生まれ。幼少期より歌の才能を発揮し、学生の頃からテノール歌手として舞台に立つ。ヨーロッパで活動しパリで暮らしていた頃、視覚芸術に出会い、写真を撮り始める。歌をやめ、商業写真で生計を立てるようになった初期は実験的な作品の制作に没頭し、ソラリゼーション技法で特許を取得。しかし写真家エドワード・ウエストンと出会い、その作品に大きな影響を受け、ストレートな写真を撮るようになる。8×10の大型カメラで撮影し、そのプリントの美しさには定評がある。

開催期間 2014年1月3日(金)~ 2014年3月31日(月)
開館時間 10:00~19:00(入館は18:50まで)
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
作品点数 23点(予定)
入場料 無料
主催 富士フイルム株式会社
企画 クレヴィス

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