- 前回のレビューへ参加したきっかけを教えてください
- 追いかけていたテーマをまとめようと思っていたタイミングで、レビュー企画が仲間内で話題に上ったのがきっかけです。写真家から直接アドバイスを受けることで作品をまとめるためのヒントが得られるのではないかという点と、富士フイルムフォトサロンで個展開催のチャンスがあるという点に魅力を感じました。
- 実際に参加してみてどうでしたか
- 自分以外の作品を見ることができたのがとても勉強になりました。また、写真を「作品」へと高めていくにはどのようにすれば良いのか、第一線で活躍するレビュワーの方から考え方を聞くことができたのも、自分にとっては大きなプラスでした。その中で一番心に響いたのは「下手だな~、でも、それがあなたの個性であって、上手くなったらダメだから」と前向きな意味で言われたこと。上手い写真は沢山ある、でも、下手は個性になるということに気がつくことができ、これでいいんだという自信にもなりました。
- 写真展の開催を通じて感じたことはありますか
- 展示構成を考えるときに、写真を大量に持っていった際、レビュワーの尾仲浩二さんや、コーディネーターの佐藤正子さんからいただいたアドバイスが、作品をどのように絞り込んだら良いかという点で、とても勉強になりました。また、プリント制作から額装を含めて、富士フイルムにバックアップしてもらえた点も良かったです。会場では、作品への反応を直接感じることができ、興味も持ってくれた方も多く、自分のメッセージが伝わったことに手応えを感じました。
ポートフォリオレビュー/アワード
出展者の声
FUJIFILM SQUARE 企画写真展 「平成・東京・スナップLOVE」 ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展に出展された写真家へ、どんな想いで参加していただいたかを伺いました。
山端 拓哉 (やまはた たくや)
阪東 美音 (さかとう みお)
- 前回のレビューへ参加したきっかけを教えてください
- 当時取り組んでいたテーマをより発展させたいという思いがあり、レビュワーの方から意見をいただきたかったというのが理由です。プレゼンテーションで意識したのは他の人にも伝わる説明ができるかどうか。同じように人物の写真を撮影されている元田敬三さんからのアドバイスをはじめ、他の方の作品を見ることができたのも良かったです。元田さんには展示構成でもサポートをしていただきましたが、「こういう流れだからこの写真の並びにすればいい」など、展示を重ねてきた元田さんならではの視点がとても勉強になりました。
- 写真展を開催して得られたものはありましたか
- 展示では以前からやってみたいと考えていた銀写真(印画紙)プリントでの大伸ばしを選択したのですが、これまでのインクジェット出力のプリント作品とは見え方が異なり、その違いがとても面白く感じました。何より大きかったのは、展示を通じて自分の考え方に変化が生まれ、新しい作品、別の展開を考えてみたいという思いが湧いてきたこと。レビュー企画へ参加することで、自分が何を考えているのかが整理できたように思います。