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8月レビュー
(左から) 浅田氏・野村氏 -
9月レビュー
(左から) GOTO氏・中藤氏 -
10月ファイナリストレビューにて
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最終選考の様子
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アワード受賞者・レビュワーの集合写真
(前例左から)茂木氏・松永氏・加藤氏・minachom氏
富士フイルムフォトサロン 若手写真家応援プロジェクト
<アワード展 開催期間>
2024年3月22日(金)~4月11日(木) フジフイルム スクエア
2024年4月26日(金)~5月9日(木) 富士フイルムフォトサロン 大阪
ポートフォリオレビュー/アワード 2023
アワード受賞者の作品
「ポートフォリオレビュー(*1)/アワード」は、45歳以下の若手写真家応援プロジェクトとして富士フイルムが運営。プロの写真家から作品への講評を受ける「ポートフォリオレビュー」と、レビューで選出された「アワード受賞者」に写真展開催の機会を提供する企画です。
* ポートフォリオレビュー:作品講評会(以下レビュー)
全国の写真家・写真家を志す方から、定員を大きく上回る応募をいただき、レビュワー(*2)である浅田政志氏・野村恵子氏が8月に、GOTO AKI氏・中藤毅彦氏が9月に、一次選考を通過した47名にオンラインでのレビューを実施。参加者1人1人の作品への熱い思いなどに対し、レビュワーが丁寧にアドバイスする貴重な機会となりました。
* レビュワー:講評する講師(プロの写真家)
10月には、二次選考を通過した12名に対面式でレビュワー4名によるファイナリストレビューを実施。前回のアドバイスを反映させた作品を提出した参加者12名が、写真展へ向けてプレゼンしました。それを受け、レビュワーたちは写真展を見据えた実践的な講評を行いました。
そして、最終選考を経て、アワード受賞者4名が決定しました。
今後、アワード受賞者は、各推薦写真家・企画者・富士フイルムのサポートを受け、2024年3月に開催する写真展に向けた準備・作品制作を進めていきます。
詳細は後日、写真展開催のリリースにてご案内します。レベルアップしていく各受賞者の作品を楽しみにお待ちください。
8月レビュー
(左から) 浅田氏・野村氏
9月レビュー
(左から) GOTO氏・中藤氏
10月ファイナリストレビューにて
最終選考の様子
アワード受賞者・レビュワーの集合写真
(前例左から)茂木氏・松永氏・加藤氏・minachom氏
Vol.1 加藤 卓 「土と太陽」 (推薦写真家:野村恵子)
現在住んでいる、神奈川県の風景。
写っているのは特別なものではないが、太陽の光によって、その様子がはっきりと照らし出されると、些細なものであっても力強い存在に変わる。そんな瞬間を写そうと思った。
<野村恵子 選評>
何でもない風景から、写真の面白さ・写真の力が伝わる。初回のレビューからファイナルに向けて、大きくブラッシュアップされており、その対応力と今後の展開に可能性を感じた。
Vol.2 松永 誠 「I surrender」 (推薦写真家:中藤毅彦)
都市において「境界」を定義するさまざまな人工物。
境界物が持つ排他的性質と閉鎖的性質は、そこへの侵入者と逃走者を可視化し、「境界」に新たな領域を生み出している。
画一的なパターンを持っていた境界物が、内外のあらゆる要因によって変形し、独自性を確立した様子を撮影した。
<中藤毅彦 選評>
写真の発する熱・流れを感じる。また、写真を捉える直感力も良い。
伸びしろもあり、今後変わっていく作品を見たいと思った。
Vol.3 minachom 「短パン男」 (推薦写真家:浅田政志)
「とある男」の日常シーン。
かわいいらしい子どもや動物でも、人生を体に深く刻み込んだ老人でもない。なぜかふとした瞬間に、この被写体に心を揺さぶられ、シャッターを切りたい衝動に駆られる。
「ふじどん」と呼ばれるその男は、春から秋にかけて頻繁に短パン姿で登場する。何年かにわたって撮りためてきた、愛おしい姿をまとめた。
<浅田政志 選評>
一次選考・初回のレビューの時から印象的だった。身近な人を撮るという行為は難しいが、誰が見ても笑顔になる作品。展示がとても楽しみ。
Vol.4 茂木 智行 「Tram in Chaos City」 (推薦写真家:GOTO AKI)
朝から晩までクラクションが鳴り止まない、インド東部の大都市コルカタ。インドでは唯一の路面電車「トラム」が走っている。
しかし、この街の一番電車は、電車ではなく羊。ターミナルで放牧されるのだ。その後、車のクラクションを掻き分けて、二両連結のトラムがゆっくりとやってくる。車窓からは、街の様子が手に取るように見てとれた。
<GOTO AKI 選評>
鉄道写真の類型にない、異邦人ならではの楽しさがある。展示までに再度インドに撮影に行くという心意気も素晴らしい。今後、人物写真などを加え、再セレクトすると、よりインパクトが強くなる。