相原正明写真展 「しずくの国 Spirit of Nippon」

©Masaaki Aihara

©Masaaki Aihara

©Masaaki Aihara

©Masaaki Aihara

 1988年よりオーストラリア大陸を撮影してきましたが、ちょうど今年で25年目、四半世紀の節目に当たります。その節目に自分の祖国という原点に立ち返り写真展を開催いたします。
 作品は日本の四季を追いかけておりますが、基本的に風景写真と考えておりません。46億年生きている私たちの母なる星:地球のポートレイト。地球という一つの生命体が、笑ったり、泣いたり、怒ったり、微笑んだりした一瞬を捉えたものです。これは25年間オーストラリアを撮影したコンセプトと同じです。そして今回は日本を撮るのではなく、ユーラシア大陸の東の果ての島国の地球のポートレイト、外から見た視点で日本をとらえたいと考えております。
 そしてオーストラリアから帰国するたび、飛行機が夜明けの日本列島近づき高層の神々の視点で故郷を眺めると、その豊かな湿度感、湿潤な森、谷、平野。これに驚かされ鳥肌さえ立ちます。太古の昔。イザナギ、イザナミノ大神の鉾先からたらした「しずく」からはじまったこの国、その神話の「しずく」と芳醇な水と湿度感の「しずく」を掛け合わせるコンセプトで撮影ならびに展示いたします。作品はおもに道東、北東北、信州、そして四国で撮影いたしました。
 ぜひ世界に誇れる日本の和の凛とした美しさ、情緒をご覧いただければと存じます。


プロフィール

相原正明(あいはら まさあき)
1958年東京都出身。日本大学法学部新聞学科卒業。学生時代から写真を始める。卒業後、広告代理店に勤務。1988年に退社後、オートバイによるオーストラリア単独撮影ツーリングに向かい、彼の地にて大陸とネイチャーフォトの虜になる。撮影ではホテル等は使わず、必ず撮影場所でキャンプして大陸と一体に成ることを、心掛けている。日本人としてはじめてオーストラリアでの大型写真展をオーストラリア最大の写真ギャラリーウィルダネスギャラリーで開催して以来、世界各地で写真展開催。現在オーストラリア タスマニア州政府フレンズ・オブ・タスマニア(親善大使)の称号を持つ。

開催期間 2013年10月4日(金)~10月10日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで)
会場 富士フイルムフォトサロン スペース1
入場料 無料

ページトップへ