アフリカ育ちの写真家が贈る、生命と色彩のワンダーランド
【写真家たちの新しい物語】
山形 豪 写真展「Go Wild!」~南部アフリカ 動物たちの最驚楽園(サイキョーラクエン)~

  • アフリカゾウ (ボツワナ)

  • ヒョウ (ボツワナ)

■ 「写真家たちの新しい物語」について
富士フイルムフォトサロン 東京は、若手写真家の皆様に写真展を行う意義や楽しみを見出していただき、写真文化の発展に繋げる為、2013年から年4回、公募展「写真家たちの新しい物語」を開催しています。当社は写真展を開催する為のプリントや制作費等を支援しています。

■ 写真展趣旨
本企画第9弾は、アフリカの野生動物を撮り続けている山形豪氏の写真展を開催いたします。
子供の頃アフリカに滞在し、サファリに魅了され、写真家という夢を持った山形氏。苦労しても好きなことのために頑張る姿勢や、やりたいことをあきらめないという力強さは、子供たちにも見ていただきたい姿です。山形氏の魅力が写真から伝わる写真展です。

 「アフリカの自然」と聞いて日本人の多くが想像するのは、水に乏しい枯草色のサバンナに佇む野生動物だろう。しかしそのイメージは、ごく一部の地域の特徴にすぎない。アフリカ大陸は広大だ。北アメリカにヨーロッパ、インド、中国に日本を足してもまだ余るほどの面積を持っている。アフリカは、その巨大さゆえに私たちの想像力では追いつかないほどの多彩な表情を持っているのだ。

 特に、私が取り組んでいる「南部アフリカ」と呼ばれる南アフリカ・ナミビア・ボツワナの3つの国は、砂漠や湿地、山や海など、大陸の中でも変化に富んだ環境を持ち、特にカラフルな自然の息づく地域だ。ゾウやライオンといった大型哺乳類はもちろん、ユニークな姿の多彩な野鳥、透き通る皮膚を持つヤモリなど、南部アフリカほど多種多様な生き物がのびのびとくらす楽園は、アフリカ大陸の他の地域にはないだろう。と同時に、そこは常に食うか食われるかの厳しい世界だ。だからこそ、彼らの日常は生きる歓びに満ちている。

 少年時代を西アフリカで過ごし、東アフリカにも住んでいた私だが、この南部アフリカだけは訪れるたびに新しい出会いがあり、16年通い続けてもなお飽きることがない。他のアフリカ地域では目にすることのできないさまざまな驚きが、ここにはある。「最強」ならぬ「最驚の楽園」、南部アフリカの魅力が伝われば幸いだ。

山形 豪

※ 8月5日(金)・8月13日(土)に、山形豪によるギャラリートーク (一般向け) 及び、
  夏休み自由研究イベントとして、「野生動物のふしぎ」 (小中学生向け) を開催いたします。


後援 :株式会社集英社 ・ 株式会社道祖神 ・ 株式会社風景写真出版
特定非営利活動法人アフリカゾウの涙 ・ ボツワナ共和国大使館 ・ 港区教育委員会 (五十音順)

プロフィール

山形 豪 (やまがた ごう)

山形 豪 (やまがた ごう)
アフリカの自然をこよなく愛する写真家。
1974年群馬県生まれ。少年時代を西アフリカのブルキナファソ、トーゴで過ごし、大自然の美しさに魅了される。ICU高校を卒業後、東アフリカのタンザニアに渡り、野生動物や風景の写真を撮り始め、写真家を志す。2000年以降は、南部アフリカを主なフィールドとして、野生動物や風景を撮り続ける傍ら、より多くの人にアフリカの自然を体感してもらうべくサファリツアーのガイドとしても活動している。


開催期間 2016年8月5日(金)~2016年8月18日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 期間中無休
場所 富士フイルムフォトサロン スペース2
入場料 無料
作品点数 カラー・約50点
巡回展 2017年、全国の富士フイルムフォトサロンにて巡回展を開催予定

【写真展併催イベント】 山形豪による ギャラリートーク (一般向け)

会場をめぐりながら展示写真の撮影裏話を披露します。8月5日14時の回には、アフリカで獣医師として活動する滝田明日香さんがゲストとして登場。アフリカの動物たちのディープなお話をお楽しみください。

日時 ・2016年8月5日(金)  11:00~ / 14:00~ ※終了いたしました。
・2016年8月13日(土)  11:00~ / 14:00~ ※終了いたしました。
(各回ともに約45分)
(8月5日(金) 14時のみ、ゲスト滝田明日香)
※ 話の内容は毎回異なります。
会場 富士フイルムフォトサロン スペース2
※ ギャラリースペースでの開催のため座席はございません。
参加 無料
申し込み 不要

滝田明日香(たきた・あすか)
日本、東南アジア、アメリカで幼少期を過ごし、大学卒業後にアフリカに渡り獣医師の資格を取得。現在はマサイマラ国立保護区内の管理施設「マラコンサーバンシー」に勤務する日本人獣医。密猟対策の追跡犬・象牙探知犬ユニット結成、肉食獣を感染病から守る為の保護区外の犬のジステンパーと狂犬病ワクチン投与キャンペーン(年間9000匹)、野生動物の検死、肉食獣(ライオン、チーター、ヒョウ)の個体識別と個体数調査以外にも、ゾウ保護NPO「アフリカゾウの涙」を通して、日本での象牙需要ゼロ運動に力を入れている。TBS放送「情熱大陸」、「世界ふしぎ発見!」やNHKドキュメンタリーウェーブなど数多くのテレビ番組、雑誌や新聞で活動が紹介されている。


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