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写真歴史博物館 企画写真展
世界でもっとも偉大なアマチュア写真家 ジャック=アンリ・ラルティーグ作品展
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館では、2015年11月3日(火・祝)から2016年2月1日(月)まで、世界でもっとも偉大なアマチュア写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグの作品展を開催いたします。
ジャック=アンリ・ラルティーグが写真家として初めて脚光を浴びたのは、1963年にニューヨーク近代美術館で回顧展が開催されたときのことでした。時に、ラルティーグ69歳。70歳を目前にしたあまりにも遅咲きのデビューは、世界中に大きな衝撃を与えます。以降、この“偉大なるアマチュア写真家”の展覧会、出版が世界各地で相次ぎ、フランスの写真家としてはアンリ・カルティエ=ブレッソンとともに、写真史に大きくその名が刻まれる写真家となっています。
ジャック=アンリ・ラルティーグは、1894年、フランスの非常に裕福な家庭に生まれました。幸福な幼年時代を過ごしたラルティーグにとって、いつ消え去るともしれない幸せな瞬間を留めることは、もっとも重大なことでした。7歳の時、写真好きの父親に、ラルティーグ少年にとってまさに“魔法の杖”となる、三脚付きの暗箱カメラを買ってもらいます。以来、ラルティーグは身の回りのさまざまな瞬間を記録し、撮影した写真は自分だけの“宝箱”である日記に大事に保管され続けました。当時、まだ珍しかった自動車や飛行機、また、最新モードに身を包む女性たちやその社交場といった、裕福な環境にいたからこそとらえられたこれらの写真は、ラルティーグ自身の幸せの記録のみならず、文化、芸術、産業などすべてが輝きをもっていたベル・エポックの貴重な財産ともなっています。
本展は、ラルティーグの作品を管理するフランスのジャック=アンリ・ラルティーグ財団の協力を得、ラルティーグが写真を始めた1900年代から1910年代、ベル・エポック華やかなりし時代の代表作約25点を展示します。
プロフィール
1894年6月13日フランス・クールブヴォワの裕福な家庭に生まれる。1902年、写真好きであった父親から三脚付きの暗箱カメラを買ってもらい、初めての写真「パパとママ」を撮影。この頃、写真を入れた日記を付け始め、この習慣は晩年まで続く。1915年、ジュリアン・アカデミーで油絵を学ぶ。1916~18年、陸軍に入隊。1922年、サロン・ドートンヌに絵画作品を出品。1954年、ジャン・ディマージュ写真クラブ設立。1963年、ニューヨーク近代美術館で初の回顧展を開催。大きな反響を呼ぶ。1966年、写真集『ファミリー・アルバム』刊行により作品が広く知られるようになる。1979年、全作品をフランス政府に寄贈。1986年、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ章受章。1986年9月12日ニースにて死去。
ラルティーグってどんな写真家? (写真展の鑑賞ガイド)
開催期間 | 2015年11月3日(火・祝)~2016年2月1日(月) 12月30日(水)~2016年1月3日(日)は年末年始のため休館です。 |
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開館時間 | 10:00~19:00(入館は18:50まで) 年末年始を除く期間中無休 |
会場 | FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館 |
作品点数 | 25点(予定) |
入場料 | 無料 |
主催 | 富士フイルム株式会社 |
協力 | ジャック=アンリ・ラルティーグ財団 |
企画 | コンタクト |
写真歴史博物館は、2015年公益社団法人企業メセナ協議会より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT2015」の認定を受けております。