作品選考会で選出された4名の個展開催を応援!
FUJIFILM SQUARE 企画写真展

「平成・東京・スナップLOVE」 ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展
Vol.2 小西拓良「笹舟」

  • ©Takuro Konishi

 2019年、FUJIFILM SQUARE 企画写真展「平成・東京・スナップLOVE」を東京会場・フジフイルム スクエア(6月)と大阪会場・富士フイルムフォトサロン 大阪(7月)において開催しました。
 その期間中、同展出品作家6名(有元伸也、大西みつぐ、尾仲浩二、中藤毅彦、ハービー・山口、元田敬三 敬称略)が、写真展での作品の発表を目指す方たちにアドバイスする「ポートフォリオレビュー」を開催し、計78名が参加しました。
 フジフイルム スクエアは、この度、ポートフォリオレビューの「最終選考会」で選出された4名の写真家に、東京・大阪両会場にて「個展開催」を応援します。
 新たな才能を開花させ、将来の飛躍に繋げていただくために、推薦作家から写真展の企画・構成のアドバイスを受けながら、写真展開催のプロセスを体験していただく、という意欲的な試みです。
 写真に真摯に向き合う4名それぞれの視点が提示する彼らの可能性は、写真の新たな可能性を私たちに見せてくれます。4名の作品と思いを、推薦作家のコメントと共にお楽しみください。

東京ポートフォリオレビュー

東京最終選考会

大阪ポートフォリオレビュー

大阪最終選考会

東京展
Vol.2 小西拓良「笹舟」(推薦作家:中藤毅彦)

©Takuro Konishi

©Takuro Konishi

写っているのは妻です。僕たちにコウノトリは来ないまま、二人の生活は18年になりました。思い描いていたのとはずいぶん違った人生になってしまいましたが、僕たちは時の川を笹舟の様に流れていきます。

<中藤毅彦選評>
とある夫婦のささやかな生活を精緻に描いたモノクロームのプリントは限りなく美しい。
夫が妻を見つめる視線は愛に満ち、また妻がカメラの前で自然に無邪気な姿を見せるのも夫を心から信頼しているからこそであろう。
だが、見る者は、どこか憂いを秘めた妻の表情の奥に、不思議な寂しさが漂うのに気がつくだろう。
「笹舟」と言う象徴的なタイトルに込められた、幸福と哀しみの相半ばする二人の感情こそが、この作品の核なのである。

小西拓良 (コニシ・タクロウ) プロフィール

小西拓良 (コニシ・タクロウ)

1969年 東京都板橋区生まれ。
2010年 写真表現中村教室ワークショップに参加。
2014年 夜の写真学校ワークショップに参加。
2017年 個展「鉄港」(新宿/Place-M)開催。



企画展名 FUJIFILM SQUARE 企画写真展
「平成・東京・スナップLOVE」 ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展
Vol.2 小西拓良「笹舟」
開催期間 2020年9月11日(金)~2020年9月24日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は16:00まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3
入場料 無料
作品点数 20~30点を予定
主催 富士フイルム株式会社
企画 コンタクト

※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。

[東京展] FUJIFILM SQUARE 企画写真展「平成・東京・スナップLOVE」 ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展

Vol.1 山端拓哉「ロシア語日記」

Vol.2 小西拓良「笹舟」

[大阪展] FUJIFILM SQUARE 企画写真展「平成・東京・スナップLOVE」 ポートフォリオレビュー/ファイナル・セレクション展

Vol.3 阪東美音「メロウ」

Vol.4 前川朋子「涯ての灯火(ともしび)」



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