須田 一政 (すだ いっせい/1940–2019)
1940年、東京・神田に生まれる。1962年、東京綜合写真専門学校卒業。1967年から1970年まで、寺山修司主宰の演劇実験室「天井桟敷」の専属カメラマンとして活動。1971年、フリーランスとなる。
1976年、「風姿花伝」により日本写真協会新人賞受賞。1983年、写真展「物草拾遺」等により日本写真協会年度賞受賞。1985年、「日常の断片」等により第1回東川賞国内作家賞受賞。1997年、写真集『人間の記憶』(クレオ、1996年)により第16回土門拳賞受賞。2001年から2013年までワークショップ「須田一政塾」を主宰。2014年、日本写真協会作家賞受賞。2019年、逝去(享年78)。
同年、写真集『日常の断片』(青幻舎、2018年)により第31回写真の会賞特別賞受賞。没後も写真展開催や写真集出版が相次ぎ、国内外で再評価の機運が広がっている。