井上 博道 (いのうえ はくどう)
1931年、兵庫県の日本海に面した香住に生まれる。生家は臨済宗南禅寺派の禅宗寺院。
1954年、龍谷大学文学部仏教史学科卒業。在学中、司馬遼太郎と出会い、その縁で産経新聞社に入社。報道写真家としてのキャリアを積んだ。1966年に独立後は、若手の新進気鋭カメラマンとして大手出版社の写真雑誌で活躍。写真家岩宮武二に招かれて1983年より大阪芸術大学の教壇に立った。大学退職後は撮影・創作活動に専念。1992年、龍谷大学より「龍谷賞」受賞。2010年、第7回飯田市藤本四八写真文化賞受賞。2012年、撮影中の不慮の事故により81歳で他界。生涯で50冊あまりの写真集を遺している。
(代表作)
『美の脇役』(淡交新社、1961年)、『邪鬼の性』(淡交新社、1967年)、
『日本の庭園・第二巻 池泉の庭』(講談社、1981年)、『隠れた仏たち』(学生社、1981年)、
『奈良萬葉』(奈良市、1988年)、『東大寺』(中央公論社、1989年)、
『やまとのこころ』『やまとのかたち』(講談社、1993年)、
『禅語』(ピエ・ブックス、2011年)、『奈良万葉』(ピエ・ブックス、2025年)