富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

  • 利用案内
  • 写真展・イベント
  • フジフイルム スクエアについて
JP / EN

富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

[Image]希望(HOPE) ~みんなで考える動物の未来~

ボルネオオランウータン / マレーシア  ©柏倉陽介

フジフイルム スクエア 企画写真展

希望(HOPE) ~みんなで考える動物の未来~

夏休み自由研究イベント
動物と環境のふしぎ

2025年7月25日(金)~8月14日(木)(最終日は14:00まで)

FUJIFILM PHOTO SALON Space1 / 2 / 3 / MINI GALLERY

SHARE

見どころ

  • 世界・日本をフィールドに活動する自然写真家9名が撮影した、それぞれのエリアに暮らす動物の写真約100点を展示。
  • テーマ「希望」につながる、野生動物と生息環境の保護・保全に関するメッセージを掲示。
  • それぞれのエリア・種ごとの最新の生態や生息環境・保全状況を紹介するパネルを掲示。

写真展について

フジフイルム スクエア では、世界・日本をフィールドに活動する自然写真家9名による「希望(HOPE) ~みんなで考える動物の未来~」を開催いたします。

写真家たちは、各地で野生動物を撮影する中で、動物たちにとって自然環境が「危機的な状況」であることを身をもって感じています。一方、さまざまな手段でそこに暮らす動物や生息環境を守ろうとする人々の活動によって、生息数の拡大や自然環境の回復などの一定の成果も目撃してきました。写真家たちは、今自分たちに見えている世界がそうしたさまざまな努力の上に成り立っている貴重なものであることを知り、そのかけがえのない瞬間が一番美しく見えるように撮影を心掛けています。

野生動物とその生息環境の保全は、簡単にできるものではありませんが、人間が行動を起こさなければ動物たちの数がますます減っていくことが危惧されています。
環境問題というと難しい印象を抱きますが、野生動物の「希望」の側面に光を当てた写真展を通して、まずは世界が動物や生息環境のために何をしているかを知っていただき、厳しい環境下でも懸命に生きる動物たちの作品群から、未来へのメッセージを受け取ってください。
そして、SDGs*で掲げられている目標とターゲットから、自分には何ができるのかを一人ひとりにポジティブに考えて、そして実行していただくきっかけになれば幸いです。

* SDGsエスディージーズSustainable Development Goalsサスティナブル ディベロップメント ゴールズ)とは、 2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が社会課題として取り組むべき「持続可能な開発目標」です。貧困、不平等・不正義の是正、健康、教育、働きがい、気候・環境など17の目標と169のターゲットが定められています。目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に掲げられた取り組みは、本展に通じるものです。動物や自然環境に関する写真を通じて、SDGsについて考えるきっかけになれば幸いです。

[画像]SDGs 目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」

代表写真家からのメッセージ

親子の深い愛情、仲間同士の交流、無邪気に遊ぶしぐさや、こちらをじっと見つめる眼差し。
野生動物と向き合うたびに、動物たちが持つ豊かな感情や強い生命力を感じ、その「命」は、私たちの命と何ら変わらないのだと実感します。

そして、フィールドに足を運ぶうちに、野生動物が暮らす環境や直面する課題について、より深く意識するようになりました。動物たちと向き合うことで、生息地の減少や気候変動、人間との関係といった課題が、数字やデータではなく、目の前の命の問題として迫ってきました。

一方で、動物たちや生息環境を守ろうとする人々の努力も目の当たりにしてきました。生息地の保護に向けた調査や密猟のパトロール、ローカルコミュニティへの教育活動など、そうした現場に立ち会うことで、未来への希望を感じることもありました。

今回の写真展では、野生動物の「希望」をテーマにしています。
動物たちがどのように生きているのか、人間の暮らしとどのように関わっているのか、そして人々がどのように守ろうとしているのか。
世界各地で暮らす動物たちの写真を通じて、その存在をより身近に感じ、動物たちの「命」の尊さと、私たちとのつながりをより具体的に意識してもらいたいと思います。

野生動物や生息環境を守る方法は一つではありません。誰もが自分なりの方法で関わることができます。
世界のあちこちで芽生えつつある「希望」を、9名それぞれの写真やメッセージを通じて感じ取っていただき、「自分にできること」を一緒に考えていただけたら幸いです。

篠田岬輝

写真展概要

企画展名 フジフイルム スクエア 企画写真展
希望(HOPE) ~みんなで考える動物の未来~
【同時開催】夏休み自由研究イベント「動物と環境のふしぎ」
開催期間 2025年7月25日(金)~8月14日(木)
開館時間 10:00-19:00(最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・2・3・ミニギャラリー
入館料 無料

※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。

作品点数 1000×1500mm・600×900mm・400×600mmなど、カラー、約100点(予定)
・デジタルによる作品。
・展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」を使用。
動物や自然環境に関するパネル、約10点(予定)
主催 富士フイルム株式会社
企画 株式会社クレヴィス・写真家 篠田岬輝
後援 港区教育委員会・世田谷区教育委員会・大阪市教育委員会
監修 一般財団法人 自然環境研究センター
巡回展

富士フイルムフォトサロン 大阪

2026年7月17日(金)~8月5日(水)(予定)

※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。
※ 祝花はお断りいたします。

夏休み自由研究イベント「動物と環境のふしぎ」 (参加無料)

1. 写真家ギャラリートーク(一般向け)

日時
2025年7月26日(土)(1) 14:00~14:30 大竹英洋
(2) 14:30~15:00 一関さやか
(3) 16:00~16:30 篠田岬輝
(4) 16:30~17:00 柏倉陽介
(5) 17:00~17:30 大島淳之
7月27日(日)(6) 14:00~14:30 山口大志
(7) 14:30~15:00 山田耕熙
(8) 16:00~16:30 中村惠美
(9) 16:30~17:00 香川美穂
会場 富士フイルムフォトサロン 東京 写真展会場内
参加費 無料
申込 予約不要・定員なし
※ 座席はございませんので、予めご了承ください。

2. 写真家トークセッション「みんなで考える動物の未来」(小中学生と保護者向け)

日時 2025年8月9日(土) 14:00~15:30 (受付開始13:30)
会場 フジフイルム スクエア 2階特設会場 (展示会場2階・座席あり)
(フジフイルム スクエアよりご入場ください。)
講師

一関さやか、大島淳之、香川美穂、柏倉陽介、篠田岬輝中村惠美、山口大志、山田耕熙、大竹英洋(動画出演)

参加費 無料
申込 事前予約制
定員150名
申込方法

詳細は、6月以降にご案内します。

3. 自然環境トークディスカッション「世界の生物多様性保全の現状と未来」(大人向け)

日時 2025年8月11日(月・祝) 14:00~15:30 (受付開始13:30)
会場 フジフイルム スクエア 2階特設会場 (展示会場2階・座席あり)
(フジフイルム スクエアよりご入場ください。)
講師

柏倉陽介(写真家)、戸田光彦(自然環境研究センター 研究主幹)、矢野摂士(日本経済新聞社 サイエンスグループ記者)、伊藤啓二 (環境保護事業 angleReserve株式会社 代表取締役社長)、篠田岬輝(写真家/司会)

参加費 無料
申込 事前予約制
定員150名
申込方法

詳細は、6月以降にご案内します。

4. 来館記念プレゼント「みんなで考える動物の未来クイズ!」

内容 展示期間中、会場にてクイズ用紙に全問回答をしてくださった方に、本展特製ポストカードをプレゼント!
申込 予約不要・定員なし(一般向け)


※ イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。
※ イベントや展示会場での様子は、記録撮影させていただくとともに、当館の活動報告や広報目的で公開させていただく場合がございます。予めご了承ください。

出展写真家紹介 (五十音順・敬称略)

[image]一関 さやか

一関 さやか (いちのせき さやか)(アメリカマナティ / アメリカ)

北海道生まれ。
北海道大学水産学部卒業後、医療系メーカーに就職し12年間研究業務に従事。20歳の時にスキューバダイビングを始め、趣味で始めた水中撮影を通して水中世界に魅せられる。
撮影に集中するべく2022年退職、2023年からプロのカメラマンとして活動をスタート。南国から氷の下、川まで世界中で「生き物たちの生きる場所を生身で体感する」ことに重きを置き作品作りをしている。

[image]大島 淳之

大島 淳之 (おおしま あつゆき)(ヤクシマザル・ヤクシカ / 日本)

1982年、長野県生まれ。
ニホンザルを中心に野生動物を撮影。動物たちの日常を継続的に観察し、心に響いた瞬間を写真に切り取っている。屋久島のヤクシマザルとヤクシカに関する調査・研究にも積極的に参画している。
また、ヒトと暮らすペットや街角に生きる野良猫の撮影をライフワークとし、人間や人間社会に寄り添って生きる動物たちの姿を、写真や映像に記録している。

[image]大竹 英洋

大竹 英洋 (おおたけ ひでひろ)(ホッキョクグマ / カナダ)

1975年、京都府生まれ。
一橋大学社会学部卒業。在学中はワンダーフォーゲル部に所属し、沢登りや、ネパールとパタゴニアでトレッキングに親しむ。
1999年より北米の湖水地方「ノースウッズ」をフィールドに、野生動物、旅、人々の暮らしを撮影。人間と自然とのつながりを問う作品を制作し、国内外の新聞、雑誌、写真絵本で発表を続けている。

[image]香川 美穂

香川 美穂 (かがわ みほ)(エンペラーペンギン / 南極・オセアニアの亜南極の島々)

徳島県生まれ。
大学在学中に夜間専門学校に通い、写真やデザインを学ぶ。イギリス留学を機に海外旅行をし始め、これまでに訪れた国は50カ国以上にのぼる。
南極のエンペラーペンギンとの出会いから本格的に動物を撮影し始め、2016年よりフリーの写真家として活動を開始。旅行と写真をライフワークとし、世界各地の自然や動物を撮影している。

[image]柏倉 陽介

柏倉 陽介 (かしわくら ようすけ)(ボルネオオランウータン / マレーシア)

1978年、山形県生まれ。
大学時代、冒険部に所属して国内外さまざまな場所に赴く。出版社勤務を経て26歳よりカメラマンとして活動開始。撮影分野は自然風景、動物、環境保護など多岐にわたる。
文明と野生の境界に生きるオランウータンのリハビリテーション風景の作品発表を継続的に実施している。

[image]篠田 岬輝

篠田 岬輝 (しのだ こうき)(マンドリル / ガボン)

1990年、東京都生まれ。
慶應義塾大学法学部卒業後、米国会計系コンサルティング会社に就職。アフリカで目の当たりにした動物の生き様に魅せられ、動物写真家の道を目指して独立。
2017年よりプロの写真家としての活動を本格化。 アフリカ、アジア、北極圏・南極圏など世界各国で地球の表情と野生動物の感情を中心に撮影している。

中村 惠美 (なかむら えみ)(ジャイアントパンダ / 中国)

東京都生まれ。
初めてフィールドへ出て撮影したのが、1998年の秋。ノルウェーのロフォーテン諸島にて、野生のシャチと出逢う。以降、自然や野生動物に魅せられ、南極、北極などの極地、南米、中南米、アフリカ、アマゾンなどの熱帯雨林、絶滅宣言されたアホウドリ保全の無人島調査撮影などに参加。近年では中国の四川省、雲南省などで中国固有の野生動物と並び保護施設で取り組むパンダの現在なども積極的に撮影。国内外各地で地球と動物をテーマに、現在、フリーのカメラマンとして活動している 。

山口 大志 (やまぐち ひろし)(ベニコンゴウインコ / ペルー)

1975年、佐賀県生まれ。
幼少時代から昆虫採集や熱帯魚の飼育に夢中になり、自然への興味から1993年に石垣島、西表島に移住、7年間を過ごす。この間、環境省西表野生生物保護センターに非常勤勤務。
2004年から4年半、写真家三好和義に師事後、独立。2010年、オーストラリア、ウーメラ砂漠で、小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還する決定的瞬間を撮影。この頃から本格的に、南米アマゾンでの取材に取り組む。現在、西表島をテーマに撮影している。

[image]山田 耕熙

山田 耕熙 (やまだ こうき)(ベンガルタイガー / インド)

1979年、神奈川県生まれ。
自然ドキュメンタリー番組に衝撃を受けたことをきっかけに、自分の目で世界を確かめるべく旅をはじめる。これまでに、南極、北極、アラスカ、アフリカ、ガラパゴス諸島などでさまざまな生き物たちを撮影。
近年は“人と野生動物たちが一緒に未来へ行く”ということをテーマに、インド・ランタンボール国立公園で野生の虎の姿を追い続けている。

監修者紹介

一般財団法人 自然環境研究センター

自然環境研究センターは、人間社会と自然、野生生物との共存・共生を理念に、1978年に設立された。
以来、この分野のパイオニアとして、自然科学と政策科学を結びつけることを目標に、各種の生態系、自然遺産地域や多様な生物種を対象に調査研究を積み重ね、情報の収集・整理や提供を進めている。
同時に、これらの分野に関わる国際協力や人材育成などの事業にも参画している。
自然環境保全のためのプロ集団として、人間社会と自然の共存を目指して、科学的データに基づいた政策提言を進めている。

理事長 三浦愼悟

富士フイルムグループの長期目標の設定について

持続可能な開発目標(SDGs*1)やパリ協定*2 など、社会課題解決を目指した国際的な長期目標の達成に向け、その重要なプレーヤーとして、企業への期待がますます高まっています。当社のCSR計画「Sustainable Value Plan 2030(SVP2030)」では、こうしたグローバルな目標達成への貢献を目指し、2030年度をターゲットとした長期目標を設定しています。富士フイルムグループは、SDGsの17の目標のうち、下記11項目について目標達成に向けて大きく貢献できると考えており、具体的な取り組みを進めています

*1 SDGsエスディージーズSustainable Development Goalsサスティナブル ディベロップメント ゴールズ):2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が社会課題として取り組むべき「持続可能な開発目標」。貧困、不平等・不正義の是正、健康、教育、働きがい、気候・環境など17の目標と169のターゲットが定められている。

*2 パリ協定:2015年にパリで開催された第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な合意協定。地球の気温上昇を産業革命前から2℃未満に抑えることが掲げられている。

富士フイルムグループが主に貢献するSDGsの目標

SDGs

写真展一覧

MECENAT
富士フイルムフォトサロンは、2024年、公益社団法人企業メセナ協議会より、「芸術・文化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2024」の認定を受けております。