富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

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富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

[Image]高橋宣之写真展 「鳥の歌 El Cant dels Ocells」

単純化されたスペインの光と影。
サラゴサ、1972年 ©高橋宣之

高橋宣之写真展 「鳥の歌 Elオル Cantカン delsドルソ Ocellsセルス

フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 企画写真展

2023年6月29日(木)~9月27日(水)(最終日は16:00まで)

写真歴史博物館

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見どころ

フランコ独裁政権時代のスペイン北部。青春の歓喜と民衆の素朴な息吹が写真のなかで交わる。50年の歳月を経て、写真家高橋宣之自身によって再発見されたみずみずしい写真の群れ。それは、今、大きな混乱のなかにある世界で見過ごされがちな、人びとのかけがえのない営み、意味ある実感を我々に届けてくれる。

写真展について

フジフイルム スクエア 写真歴史博物館は、今や仁淀川の作品をはじめ「水系の写真家」として知られる高橋宣之氏が、スペインのサラゴサ大学に3年間の名誉留学中だった1969年から1972年、再訪した1977年にサラゴサ、バルセロナ、パンプロナなどで撮影した未発表作品約25点を初展示します。撮影後50年もの間、本人でさえ目にすることなく長らく封印され、今回はじめてプリント、発表されることになった数百カットのモノクロ作品群の一部です。

スペイン内戦から30年を経たフランコ独裁政権時代。経済が大きく後退し、社会は疲弊、内戦の陰りがなおも色濃く残されていたカタルーニャ、バスクの空気を感じながらも、人びとの素朴なたたずまい、生気に溢れた子どもたちの表情、街角の何気ない光景を伸びやかに活写しています。

1972年に故郷高知に帰り、フリーランスの写真家となって以来、自然とりわけ「波」を追求し、川の流域や水の生まれる原生林へ没入していく同氏の、意外な原点を垣間見ることができます。

* タイトル「鳥の歌」について
「鳥の歌」(カタルーニャ語:El Cant dels Ocells オル カン ドルソ セルス)
カタルーニャ民謡。キリスト聖誕を鳥が祝う様子が歌われている。カタルーニャ出身のチェロ奏者パブロ・カザルスの編曲・演奏で有名。1971年10月24日、94歳のカザルスはニューヨークの国際連合本部で「鳥の歌」を演奏し世界中に放送された。カザルスはフランコ政権への抗議と反ファシズムの立場を終生貫いたことでも知られる。

プロフィール

高橋 宣之 (たかはし のぶゆき / 1947–)

1947年高知市に生まれる。
1969年スペイン政府名誉留学でサラゴサに3年間学ぶ。
1972年帰国後、フリーランスとなる。以後、コマーシャル撮影のかたわら「海」「土佐の風景」などをテーマに写真作品を制作、カメラ雑誌等に発表する。
1978年ドイツのフォトキナ展に招待出品。翌年その出品作品がドイツ・ハンブルグのMUSEUM FÜR KUSTUNG GEWERBEに永久保存となる。
1987年チリ・マゼラン海峡の町プンタ・アレナスに移り住む。
1988年チリ海軍の協力で大陸最南端のホーン岬、チリ空軍の協力で冬の南極大陸に立つ。
1989年「花鳥風月」「仁淀川」などをテーマに作品を制作。
2010年  NHK高知放送局の制作チームに入り、NHK「仁淀川」―知られざる青の神秘―などで動画映像および画像を発表する。
写真展  : 「波」(1981年)、「SEASCAPE」(1995年)、「光の造形」(2006年)、「煌く水」(2007年)、「神々の水系」(2022年)

写真展概要

企画展名 フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 企画写真展
高橋宣之写真展 「鳥の歌 Elオル Cantカン delsドルソ Ocellsセルス
開催期間 2023年6月29日(木)~9月27日(水)
開館時間 10:00-19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場 FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
入館料 無料

※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。

作品点数 25点(予定)
主催 富士フイルム株式会社
企画 テンポラリー・コンテンポラリー
後援 港区教育委員会

※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。

写真展併催イベント

ギャラリートーク

日時 下記日程にて全4 回開催予定。(各回 同じテーマでお話しいただきます。)
2023年
(1) 8月5日(土)13:00~13:50
(2) 8月6日(日)13:00~13:50
(3) 9月17日(日)13:00~13:50
(4) 9月18日(月・祝)13:00~13:50

参加無料・予約不要

会場 フジフイルム スクエア内 写真歴史博物館
内容 甦る記憶の風景、50 余年前のスペインが今、語ること
お話
[Image]写真家 高橋宣之

写真家
高橋宣之

[Image]聴き手 木本禎一 (本展企画)(テンポラリー・コンテンポラリー)

聴き手
木本禎一
(本展企画)
(テンポラリー・コンテンポラリー)

[Image]写真家 高橋宣之

写真家
高橋宣之

[Image]聴き手 木本禎一 (本展企画)(テンポラリー・コンテンポラリー)

聴き手
木本禎一
(本展企画)
(テンポラリー・コンテンポラリー)

※ 座席はございませんので、予めご了承ください。
※ イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。

写真集

高橋宣之写真集『鳥の歌 El Cant dels Ocells

長い眠りから醒めたスペインの遠い記憶、人々が織りなす名もなく尊き物語の数々

7月20日(木)より、フジフイルム スクエア館内でご購入いただけます。
インフォメーションカウンター前の券売機にて、引換券をご購入ください。

本展の展示作品は、すべて収蔵されています。
本展と同時期の1969~72年、77年に撮影された、約300点の未発表作品を収蔵した、新刊です。
ギャラリートーク当日に、購入またはご持参いただければ、高橋宣之氏のサインがもらえます。

下記サイトより直接ご予約・ご注文けば、ご自宅届けもできます。

※但し、別途送料(国内一律1冊520円)がかかります。
館内では予約はできませんので、ご了承ください。

TEMPORARY CONTEMPORARY
Tel:080-5030-7370  Email:t_contemporary@at-orphee.com

[Image]高橋宣之写真集『鳥の歌 El Cant dels Ocells』

定価:3,850 円
(本体3,500円 + 税10%)

判型:B6変型 (128×172×31mm)
頁数:384頁
製本:PUR並製本/カバー装

[Image]高橋宣之写真集『鳥の歌 El Cant dels Ocells』

長い眠りから醒めたスペインの遠い記憶、人々が織りなす名もなく尊き物語の数々

[Image]高橋宣之写真集『鳥の歌 El Cant dels Ocells』

定価:3,850 円
(本体3,500円 + 税10%)

判型:B6変型 (128×172×31mm)
頁数:384頁
製本:PUR並製本/カバー装

7月20日(木)より、フジフイルム スクエア館内でご購入いただけます。
インフォメーションカウンター前の券売機にて、引換券をご購入ください。

本展の展示作品は、すべて収蔵されています。
本展と同時期の1969~72年、77年に撮影された、約300点の未発表作品を収蔵した、新刊です。
ギャラリートーク当日に、購入またはご持参いただければ、髙橋宣之氏のサインがもらえます。

下記サイトより直接ご予約・ご注文けば、ご自宅届けもできます。

※但し、別途送料(国内一律1冊520円)がかかります。
館内では予約はできませんので、ご了承ください。

TEMPORARY CONTEMPORARY
Tel:080-5030-7370  Email:t_contemporary@at-orphee.com

[Image]高橋宣之写真集『鳥の歌 El Cant dels Ocells』

写真展一覧

写真歴史博物館

~ 190年を越える写真の変遷を中心とした展示 ~

貴重なアンティークカメラや富士フイルムの歴代カメラの展示に加え、歴史的に価値のある写真を展示する企画展も定期的に開催しております。写真の文化、カメラの歴史的進化をご覧いただける希少価値の高い博物館です。190年を越える写真文化の変遷をぜひお楽しみください。

MECENAT
写真歴史博物館は、2023年、公益社団法⼈企業メセナ協議会より、「芸術・⽂化振興による社会創造活動」として「THIS IS MECENAT 2023」の認定を受けております。