深瀬 昌久 (ふかせ まさひさ)
1934年、北海道中川郡美深町生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。日本デザインセンターや河出書房新社などでの勤務を経て、1968年に独立。1974年、アメリカ・ニューヨーク近代美術館で開催された日本写真の企画展「New Japanese Photography」への出展を皮切りに、これまで世界各国の展覧会に多数出展。代表作に『鴉』『洋子』『家族』などがある。1992年、転落事故で記憶障害と失語症を患う。2012年没、享年78。代表作『鴉』は日本写真の金字塔として世界的に高い評価を得る。2014年、深瀬昌久アーカイブス設立。2025年現在までに世界8都市で回顧展が開催され、13冊の写真集が新たに刊行された。