渡辺 楷
KAI WATANABE
1970年 宮城県生まれ、東京都在住
1989年 (旧)仙台電波工業専門学校 電子工学科 中退
1989年 1ヶ月程パリに滞在し、建築や都市に興味を持つ
1997年 東京綜合写真専門学校 第二芸術学科 卒業
1997年~建築専門カメラマンとして現在に至る
2020年~渡辺楷(作家名)として活動を始める
渋谷駅#1 | Shibuya Station#1 | 2020
都市の「コピー&ペースト」と「アーキタイプ」
駅の元型を探る
富士フイルムフォトサロン 東京 公募写真展
2021年10月22日(金)~10月28日(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1
展示予定の作品
私の制作のコンセプトは、都市のあらゆる構造物やそれらの景象を写し取りシリーズ化することで、都市の奥底に潜む「アーキタイプ」(=元型)に迫ることです。心理学者のユングが個人の無意識のさらにその下に、人類に普遍的に受け継がれているものとして「アーキタイプ」を唱えました。私はこの概念に触れた時、都市にもこの「アーキタイプ」があるのではないかと考えました。なぜなら私は、「スクラップ&ビルド」を繰り返す都市の変化を見るにつけ、それが生きているように感じ、そこに何か大きな力が作用していると感じていたからです。
例えば、ある建物が取り壊され、また別のものが建設されるとき、その建物は「いつか何処かで見たもの」(=「コピー&ペースト」)ではないでしょうか。つまりマクロ的にみれば「スクラップ&ビルド」とは「コピー&ペースト」であり、そのコピーのオリジナルこそが「アーキタイプ」となるのです。
今回発表させていただく写真は、山手線全30駅のシリーズです。駅もまた終わることのない「スクラップ&ビルド」の構造物であるといえます。撮影を行なった2020年もたくさんの改良工事や建替工事が行われていました。そして原宿駅をオリンピック後に解体するというニュースが、このシリーズをはじめるきっかけとなりました。
今回撮影した30駅の写真を並べてみて見ると意外なほど同一性がなく、それぞれに個性を感じましたが、今後の「スクラップ&ビルド」が進むに従い、どのように変化していくのか興味が尽きません。写真展をお楽しみいただければ幸いです。
渡辺 楷
KAI WATANABE
1970年 宮城県生まれ、東京都在住
1989年 (旧)仙台電波工業専門学校 電子工学科 中退
1989年 1ヶ月程パリに滞在し、建築や都市に興味を持つ
1997年 東京綜合写真専門学校 第二芸術学科 卒業
1997年~建築専門カメラマンとして現在に至る
2020年~渡辺楷(作家名)として活動を始める
公募展名 |
渡辺楷写真展「ARCHETYPE \ Yamanote Line 30 Stations 2020」 都市の「コピー&ペースト」と「アーキタイプ」 |
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開催期間 | 2021年10月22日(金)~10月28日(木) |
開館時間 | 10:00-19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休 |
会場 | FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1 |
入館料 |
無料
※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。 |
作品点数 | プリントサイズ約470×635mm、カラー、30点(予定) |
※写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。
(左上)藏澄侑希「Labyrinth」 (右上)杉村友弘「友」
(左下)水野景子「“Tokimeki” moment」 (右下)李 一鳴「日没前に」
ポートフォリオレビュー/アワード 2022
富士フイルムフォトサロン 若手写真家応援プロジェクト
2023/03/24(金)~ 2023/04/13(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1 / 2
「まったり夜キャンプ」~五感ほどける写真鑑賞~
フジフイルム スクエア 体感型企画写真展
2023/03/17(金)~ 2023/04/13(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space3
グランプリ「そんなに見ないで」 道信 タケオ
「第15回 六本木フォトコンテスト写真展」
2023/03/10(金)~ 2023/04/06(木)
FUJIFILM PHOTO SALON MINI GALLERY
出番を待つ象と女 ガンガーの由来、1980年 <天幕の街>より
©Yoko Suzuki
鈴木清写真展「天幕の街 MIND GAMES」
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 企画写真展
2023/01/04(水)~ 2023/03/29(水)
写真歴史博物館
(上)岡田紅陽「東海の松 毘沙門 静岡県」1944年頃
(左下)坂田栄一郎〈Just Wait〉より 1966年
(右下)今 道子「タコ+メロン」1989年
フジフイルム・フォトコレクション特別展 シリーズ第2弾「写真表現と技法の結晶化」
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 企画写真展
2023/03/30(木)~ 2023/06/28(水)
写真歴史博物館
一般部門金賞 「通園路それぞれの道へ、3年間ありがとう」 ©水村 真理
第20回 港区観光フォトコンテスト2022
2023/04/07(金)~ 2023/05/04(木・祝)
FUJIFILM PHOTO SALON MINI GALLERY
フジコン大賞 「待ってよぉ~」 土屋 幸子
「第61回 富士フイルムフォトコンテスト」入賞作品発表展
富士フイルム企画写真展
2023/04/14(金)~ 2023/04/27(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1 / 2
「李富子さん ブイコフ(旧内淵)2017」 ©新田 樹
第31回 林忠彦賞受賞記念写真展 新田 樹「Sakhalin」
2023/04/28(金)~ 2023/05/04(木・祝)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1
Dancing Atlantic spotted dolphins. ©Takaji Ochi
越智隆治写真展「Inverted World」
2023/04/28(金)~ 2023/05/04(木・祝)
FUJIFILM PHOTO SALON Space2
松下 照子「花園」
フォトグループいぶき写真展「2023四季のいぶき」
2023/05/05(金・祝)~ 2023/05/11(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1
わたらせ渓谷鐵道 群馬県みどり市大間々町 ©星野俊光
星野俊光写真展「夜汽車の旋律」
2023/05/05(金・祝)~ 2023/05/11(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space2
春 ©三上健二郎
三上健二郎写真展「廃彩 ~廃校の四季~」
2023/05/12(金)~ 2023/05/18(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1
1点パース(基本形) お台場 夜明け前(ゆりかもめ車窓) ©川村賢一
川村賢一写真展「パースペクティブと写真表現」
2023/05/12(金)~ 2023/05/18(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space2
谷内 久一「モルゲンロート」
一般社団法人 日本自然科学写真協会
第44回 SSP展「自然を楽しむ科学の眼 2023-2024」
2023/05/19(金)~ 2023/05/25(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1 / 2
東京写真月間2023「日本写真協会賞受賞作品展」
2023/05/26(金)~ 2023/06/01(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1
「おっちゃんこ」 ©Miho Doi
気ままなボス猫『ケンジ』~ 猫フォトの撮り方・魅せ方教えるべや ~
フジフイルム スクエア 企画写真展
2023/05/26(金)~ 2023/06/08(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space2
©VOGUE Brasil / model; Claudia Liz
photo by Nobuo Michelangelo Takano
VOGUE Brasil に愛された日本人フォトグラファー
ノブオ ミケランジェロ タカノ ☆ アンソロジー
フジフイルム スクエア 企画写真展
2023/06/16(金)~ 2023/07/06(木)
FUJIFILM PHOTO SALON Space1 / 2 / 3 / MINI GALLERY