セルカン・ギュネシュ
1980年、トルコのイスタンブールで生まれ、2000年にスウェーデンに移住。22歳の誕生日に初めて自分のカメラを手にし、それまでギターに注いでいた情熱が写真作品の制作に移り彼の生活は一変した。そのカメラとともに、スウェーデン国内の森林地帯や湖、群島などさまざまなところを訪れる中で、「Nordic Light(オーロラ)」と出会った。
セルカン・ギュネシュは、18~26歳の若手写真家を対象とした「エリック・ホスキング賞」をスウェーデン人として初めて受賞した人物である。同賞のコンテストはBBC Wildlife Magazineとロンドン自然史博物館が毎年開いており、今日の野生動物をテーマとした写真において最も権威のある賞のひとつとされている。また、スウェーデンの環境保護庁から2009年のNature Photographer of the Yearに選出された。彼の作品は欧州をはじめ世界各国で写真集として出版されている。スウェーデン自然写真家協会のメンバーでもある。
風景写真を特に愛する彼の写真は詩的な独特のセンスで切り取られており、自然の本質を捉えている。