草彅 裕 (くさなぎ ゆう)
秋田県仙北市出身。東北芸術工科大学 大学院芸術工学研究科修了。秋田公立美術大学 コミュニケーションデザイン専攻 助教。生まれ育った秋田県内の自然や風土を、写真でしか捉えることのできない不可視の「瞬間と循環」を主題として撮影。 秋田を拠点に国内外で多数の個展、グループ展に参加し作品を発表し続けている。
写真展に合わせ写真集をクレヴィスより刊行予定!
©Yu Kusanagi
毒水と清水、瞬間と循環が交わる世界
富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】
2022年12月2日(金)~12月15日(木)(最終日は16:00まで)
FUJIFILM PHOTO SALON Space2
見どころ
展示予定の作品
若手写真家応援プロジェクト「写真家たちの新しい物語」として、秋田県 玉川の源流付近で湧出する強酸性水「玉川毒水」の撮影を続ける草彅裕氏による写真展を開催いたします。
秋田県仙北市にある一級河川「玉川」。玉川の源流付近ではPH1.3の日本一の強酸性水が噴出しており、辺りは草木も生えず生物も住めないことから、古くからこの酸性水は「玉川毒水」と呼ばれてきました。轟音と煙とともに毎分約9,000ℓの酸性水が湧出する様子に、人の手を寄せ付けない原始の自然として恐れを抱くとともに強く惹かれ、16年間に渡り撮影を続けてきたと草彅氏は言います。「玉川毒水」を巡る毒水と清水、自然と人の関係を見つめなおそうと「瞬間と循環」をテーマに撮影された、多彩で力強くも繊細な作品をご覧ください。
カメラを手に故郷の自然と対峙し、気がつけば長い月日が流れました。写真を撮影することは常に特別な時間であり、その時々で移ろう状況や心情から切り離され、目の前に広がる光景に没入するような感覚があります。
「玉川」は、私の生家の近くを流れる親しみ深い場所です。幼少のころより、夏には友人と川遊び、秋には家族と鍋っこを楽しんでいました。一度は深瀬に入り溺れかけ、慌てて祖父に助け出された記憶がいまでも鮮明に残っています。生まれ育った土地に心身を委ね、自然を五感で感じながらシャッターを切ることで、写真を撮るために必要なリアリティーを得ることができます。
一方で、私たちの日常はインターネットの巨大な流れに飲み込まれ、仮想現実が身体を置き去るように広がっています。事物が情報として急速に拡散、拡張される時代に生きるからこそ、移ろうことのない根源的な問いを写真によって追求したい。故郷に巡る水を伝い集め、人と自然、瞬間と循環が交わる写真の流れを創造することで、新たな視座を獲得できると信じています。
草彅 裕 (くさなぎ ゆう)
秋田県仙北市出身。東北芸術工科大学 大学院芸術工学研究科修了。秋田公立美術大学 コミュニケーションデザイン専攻 助教。生まれ育った秋田県内の自然や風土を、写真でしか捉えることのできない不可視の「瞬間と循環」を主題として撮影。 秋田を拠点に国内外で多数の個展、グループ展に参加し作品を発表し続けている。
写真展に合わせ写真集をクレヴィスより刊行予定!
生まれ育った秋田県内の自然や風土を、写真でしか捉えることのできない不可視の「瞬間と循環」を主題として撮影している草彅裕さん。
今回、「水を伝う」と題し出展される草彅 裕さんに、地元である秋田の玉川をテーマに撮影を始めたきっかけや、撮影時のこだわりなどについて伺いました。
| 企画展名 |
富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】 草彅裕写真展「水を伝う」 |
|---|---|
| 開催期間 | 2022年12月2日(金)~12月15日(木) |
| 開館時間 | 10:00-19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休 |
| 会場 | FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2 |
| 入館料 |
無料
※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。 |
| 作品点数 |
カラー、約50点(予定) ・デジタルによる作品。 ・展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」 (または出展者/プリントアーティストによるオリジナルプリント「銀塩印画紙」)を使用。 |
| 主催 | 富士フイルム株式会社 |
| 企画 | 株式会社クレヴィス |
※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。