エリオット・アーウィット (1928– )
Elliott Erwitt
1928年、ロシア人の両親のもと、パリで生まれる。11歳の時にアメリカに移住し、ロサンゼルスのシティ・カレッジで写真を学んだ。1949年、ニューヨークで写真家として本格的に活動を開始する。1953年、25歳の若さで当時、世界的な写真家であったロバート・キャパに推薦され、マグナム・フォトに参加する。彼の作品はウィットとユーモアに富んだ人間味あふれるもので、ジャーナリスティックなエッセイから広告写真まで、多種多様である。大規模な写真展も過去、ニューヨーク近代美術館をはじめ、世界各地の代表的な美術館で開催された。写真集に『我われは犬である』(高橋周平訳、JICC出版局、1992年)『ふたりのあいだ』(小川潤子訳、マグナム・フォト東京支社、1994年)『美術館にいこうよ!』(クレオ、1998年)『PERSONAL BEST』(2006年)『UNSEEN』(2007年)『NEW YORK』(2008年)『DOGS』(2008年、いずれもteNeues)など。現在、ニューヨーク在住。