土門 拳 (1909-1990)
Domon Ken
山形県酒田市生まれ。1933年から東京・上野の宮内幸太郎氏の写真館にて写真の基礎を学ぶ。1935年から1939年まで、名取洋之助主宰の日本工房に所属し報道写真を撮り始める。その後、『ヒロシマ』(1958年)、『筑豊のこどもたち』(1960年)などの作品により報道写真家としての名をはせる。ライフワークとして仏像や寺院など日本の伝統文化を撮影。『古寺巡礼』は1963年に第一集を発刊し、1975年の第五集で完結。
1971年『古寺巡礼』の業績に対し第19回菊池寛賞受賞。1973年紫綬褒章受章。1974年酒田市の名誉市民第一号となる。
1990年死去。1983年酒田市に土門拳記念館開館、全作品を所蔵、常設展示している。