サイクリングとは?
「自転車に乗って走るのを楽しむこと」を指すサイクリングには、自転車でのんびりと走って楽しむポタリングや、各地を旅するツーリングなどさまざまなスタイルがあります。走ること自体を追求する人もいれば、自然のなかを走ったり、カフェ巡りを目的とする人も。それぞれの楽しみ方を見つけられるのも、サイクリングならではの魅力です。
サイクリングの5つのメリット
ここからは、サイクリングの魅力をさらに深堀りしてみましょう。サイクリングを始めたい気持ちを後押ししてくれる、サイクリングの5つのメリットをご紹介します。
-
1. 気軽に運動できる
1. 気軽に運動できる
サイクリングは有酸素運動です。膝への負担も少なく、長時間続けやすいので体脂肪の燃焼効果が期待できます。コツもいらないので、運動が苦手な人にもおすすめ。ペダルを漕ぐことで下半身が鍛えられ、スタイルアップにもつながります。
2. 年齢や性別を問わず始められる
自転車に乗ることさえできれば、年齢や性別を問わずに楽しめるのもサイクリングの魅力。運動の得手不得手や体力差に左右されづらいので、アクティビティの一環として、カップルや友人、家族などと楽しむのもいいでしょう。
-
3. 季節の変化を肌で感じられる
3. 季節の変化を肌で感じられる
車や電車などの移動手段と比べて、季節ごとの空気感を肌で感じられるのもサイクリングの魅力のひとつです。春の桜や秋の紅葉、夏の照りつける日差しや冬のひんやりとした空気など、窓越しではない自然を間近に、鮮やかに感じられます。
4. 好きなところに気軽に行ける
徒歩では遠く感じるところも、自転車でなら足を延ばしやすいですよね。駐輪場は、駅前などの見つけやすいところに設置されていることが多く、小回りも効くので好きなところに気軽に行けます。新しいお店や新しい道、新しい景色など、さまざまな出会いの可能性が広がるでしょう。
5. 土地勘が養われる
カーナビ頼りではなかなか覚えられない道も、自分の足で行くことで記憶に残り、土地勘が養われます。あちこちに行くことで頭の中で自然と道がつながり、最短の道がわかったり、走りやすい道を発見できるのが楽しみのひとつというサイクリストも。
どんな自転車を選ぶといいの?
初めてのサイクリングなら、街乗り用の自転車でも問題ありません。電車や車などで移動してから、現地で自転車をレンタルする方法もあります。特に、東京都内は自転車シェアリングが普及しているので、気軽にサイクリングを楽しめるでしょう。
「でもやっぱり、高性能な自転車を自分で購入したい!」という人は、以下を参考にしてみてください。
-
日常でも使いやすい「クロスバイク」
日常でも使いやすい「クロスバイク」
クロスバイクは、普段使いからちょっとしたサイクリングまで、幅広いシーンで使える自転車です。ロードバイクはスピードが出るよう前傾姿勢が取りやすいハンドルになっていますが、体勢的にややきつい側面も。一方で、クロスバイクは体を起こして乗れたり、カゴを取り付けられたりと日常でも使いやすい仕様になっています。ちょっとした段差や未舗装路も安定して走れる太さのタイヤなので、ビギナーにも安心です。
■価格相場:5万円~
-
速さを求めるなら「ロードバイク」
速さを求めるなら「ロードバイク」
スピードを楽しみたいなら、自転車レース用に開発されたロードバイクがおすすめです。ロードバイクの特徴は、前傾姿勢を取りやすいハンドルや摩擦抵抗を減らしてくれる細いタイヤ、軽量化された車体などです。速く走ることを目的につくられているため、一般的な自転車とは異なるサイクリング体験ができるでしょう。
■価格相場:10万円~
-
未舗装路を走るなら「マウンテンバイク」
未舗装路を走るなら「マウンテンバイク」
未舗装のでこぼこ道や勾配のきつい山道、ぬかるんだ道を爽快に駆け抜けたいときは、マウンテンバイクがおすすめ。速く走れるタイプではないものの、タイヤが太く衝撃を吸収するサスペンションもついているので、悪路でも安定した走行性を発揮してくれます。車種によってはカゴや泥除けなどの装備もつけられます。
■価格相場:5万円~
サイクリングの服装と必携アイテム
-
サイクリングの服装選びの際には、以下のポイントを意識しましょう。
・汗が乾きやすいか
・風の抵抗が少ないか
・足はスムーズに動かせるか
特にサドルに密着するボトムスは、サイクリング用のものを選ぶとお尻への負担が軽減できます。安全対策のヘルメットも忘れずに。冬は寒さ対策、夏は暑さや日焼け対策も重要です。アームウォーマーやネックウォーマー、グローブ、アイウェアなどを季節に合わせて装備しましょう。
持ち物は、
・水分
・補給食
・パンク補修道具
・自転車の鍵(盗難対策)
がマスト。季節によっては、日焼け止めやカイロも携行しましょう。公園のトイレにはトイレットペーパーがないこともあるので、流せるティッシュを持っておくと便利です。
初めてのサイクリングロードの選び方や注意点
初心者のうちは平坦な道を選びましょう。初めてのサイクリングでは、サイクリングロードがおすすめ。自転車専用の道が確保されているだけでなく、風の影響を受けにくいよう設計されているので、安心してサイクリングが楽しめます。
慣れてきたら、街中にも出かけてみましょう。距離は、最初は長くても20キロメートル程度から始めるのがおすすめです。地図アプリで事前に距離を調べたり、自転車の速度や距離を計測できるサイクルコンピューターを使ってナビ設定したりすると安心です。
あらかじめ、トイレの場所を確認しておくのもポイント。
また、自転車を折り畳んで電車移動する場合は、持ち込みの可否を各公共交通機関のサイトなどで事前に確認しておきましょう。
東京のおすすめサイクリングロード
東京には、サイクリングロードが整備された公園が多数あります。公園内を走るのもいいですし、思いきって街へ出て観光スポットやアートを巡るのも楽しそうですよね。ここからは、サイクリングにおすすめの公園やサイクリングコースをご紹介します。
初心者向け! サイクリングロードのある公園
-
1. 駒沢オリンピック公園総合運動場(世田谷区)
1. 駒沢オリンピック公園総合運動場(世田谷区)
鳥のさえずりや爽やかな風に癒されながら、四季折々の景色が楽しめるサイクリングロードです。
■サイクリングロードの長さ:約2.1キロメートル
■レンタサイクル:有
■住所:東京都世田谷区駒沢公園1-1
-
2. 砧公園(世田谷区)
2. 砧公園(世田谷区)
コースのほとんどが木に覆われていて、緑豊かな自然を感じられます。春には桜が咲き誇り、秋には見事な紅葉が楽しめます。
■サイクリングロードの長さ:約1.6キロメートル
■レンタサイクル:無
■住所:東京都世田谷区砧公園1-1
-
3. 代々木公園(渋谷区)
3. 代々木公園(渋谷区)
さまざまなサイズの自転車が揃っているほか、カップルや親子で一緒に乗れる「タンデム(2人乗り)」もあります。
■サイクリングロードの長さ:約1.8キロメートル
■レンタサイクル:有
■住所:渋谷区代々木神園町神南2
-
4. 若洲海浜公園(江東区)
4. 若洲海浜公園(江東区)
海風を感じながらのびのびと走れるサイクリングロードからは、東京湾や東京ディズニーランドを眺められます。レンタサイクルは、二人乗りのものや子どもも楽しめるおもしろ自転車もあり、豊富な種類から選べます。
■サイクリングロードの長さ:約6キロメートル
■レンタサイクル:有
■住所:東京都江東区若洲3-2-1
5. 昭和記念公園(立川市・昭島市)
立川市と昭島市に跨る国営公園で、旧立川基地跡地に開設された非常に広い公園です。サイクリングロードも長く、思う存分サイクリングを楽しめます。
■サイクリングロードの長さ:14キロメートル
■レンタサイクル:有
■住所:東京都立川市緑町3173
観光やアートを楽しむおすすめサイクリングコース
-
1. 江戸や明治を感じる建築物を見学しよう
1. 江戸や明治を感じる建築物を見学しよう
歴史好きの人には、
東京駅
↓
皇居
↓
増上寺
↓
日枝神社
↓
明治神宮
↓
外苑前
のコースがおすすめです。
皇居から明治神宮まで、いずれも江戸時代や明治時代にゆかりのある歴史的建築物を、自転車で移動しながら見ることが出来ます。コースも片道約14キロメートルと初心者にも挑戦しやすい距離です。歴史的価値の高い建築物たちを、巡ってみてはいかがでしょうか。
-
2. 東京タワーからお台場のレインボーブリッジまで満喫しよう
2. 東京タワーからお台場のレインボーブリッジまで満喫しよう
東京ならではの景色を満喫したいなら、
御成門駅
↓
東京タワー
↓
増上寺
↓
芝浦ふ頭公園
↓
レインボーブリッジ
↓
お台場
のコースはいかがでしょうか。
コースの長さは片道約7キロメートル程度。適度にサイクリングをしつつ、景色やショッピングも楽しみたい人に向いています。夜景がきれいなスポットなので、サイクリングに慣れてきたら夜に走るのもおすすめのコースです。
-
3. アートと食を楽しめる六本木を巡ろう
3. アートと食を楽しめる六本木を巡ろう
アートと食を堪能するなら六本木がおすすめ。大きな美術館から小さなギャラリーまで、さまざまなアート作品に出会えるでしょう。街中や公園に点在するパブリックアートも見逃せません。六本木ヒルズ前にはレンタサイクルがあるので、電車でふらりと立ち寄り、そこからサイクリングをスタートできます。
おすすめのコースは、
六本木ヒルズ前
↓
国立新美術館
↓
東京ミッドタウン前のパブリックアート
↓
フジフイルム スクエア
↓
六本木 ライト・ストリーム
↓
森美術館
です。六本木ヒルズ前でレンタサイクルを借りて、国立新美術館へ。道中にある六本木トンネルの壁画も必見です。続いて、数多くの著名人が眠る青山霊園を横目に見ながら、東京ミッドタウン方面へ。東京ミッドタウン前にはパブリックアートが点在しています。駐輪場もあるので、ゆっくり食事も楽しめますよ。
東京ミッドタウン内にあるフジフイルム スクエアの写真展は、入場無料・年中無休(年末年始除く)です。六本木フォトコンテストの入賞作品展が毎年行われており、自転車で巡ったところと同じ場所で撮影された写真を発見するのも面白いでしょう。
東京ミッドタウンから六本木交差点の方に戻ると、高速道路の下には六本木 ライト・ストリームというLEDがあり、夜のサイクリングならこちらも要チェック。レンタサイクルを返却した後は、森美術館や六本木ヒルズでの買い物が楽しめます。
サイクリングは、マイペースに楽しもう
走ってみたいところは見つかりましたか。自転車にさえ乗れれば、いつからでも始められるのがサイクリングです。まずは難しく考えずに肩の力を抜いて、気軽に走り始めてみましょう。きっと自分だけの楽しみ方が見つかるはずです。
フジフイルム スクエア写真展(入館無料)のご案内
-
フジフイルム スクエアでは、バリエーション豊かなテーマで写真展を開催しております。 サイクリングやお出かけの際に立ち寄れば、あなたが気に入る展示が開催中かもしれません。詳細は以下よりご確認ください。
※ 掲載されている情報は、最新ではないことがあります。必ず休業日や営業時間などの情報をご確認のうえ、ご利用ください。