国内でおすすめのサイクリングロード10選
「サイクリングに行きたいけど、どこがいいかわからない」とお悩みの人に、全国各地のおすすめコースを厳選して10か所ご紹介します。写真に収めたくなる絶景コースや、観光しながら楽しめるコースなど、実にさまざま。ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、フジフイルム スクエアでは、サイクリングにまつわる写真展を過去に開催。ほかにもバリエーションに富んだイベントが随時開かれているので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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1. 観光と絶景の海が楽しめるしまなみ海道
1. 観光と絶景の海が楽しめるしまなみ海道
しまなみ海道のサイクリングロードは、海峡を渡れる日本初のコースです。広島県尾道市から愛媛県今治市までを結んでおり、モデルコースは初級・中級・上級の3種類。なかでも、尾道駅前からスタートし向島を2時間ほどで一周する、初級コースがおすすめです。観光&スイーツ巡りができるので、旅行気分でサイクリングを楽しみたい人にぴったりでしょう。
瀬戸内海の島々や山々を見渡せる国立公園高見山は、写真撮影にもってこい。朝日や夕日が美しく、フォトジェニックな1枚が残せますよ。また、付近には、原料にこだわりのパンケーキ店や尾道定番のチョコレート工場など、絶品スイーツが楽しめるお店もあるので是非訪れてみてください。
2. 廃線敷を走るつくば霞ヶ浦りんりんロード
7つのサイクリングロードがある、つくば霞ヶ浦りんりんロード。なかでもおすすめなのが、廃線敷を利用した旧筑波鉄道コースです。全長約40kmですが、坂道やカーブが少なく、休憩地点が多いため、初心者でも走りやすいでしょう。
りんりんスクエア土浦をスタートし、小田城跡歴史広場や真壁の町並みなど、思わず写真に収めたくなる趣深い景観を堪能しながら、JR岩瀬駅へと向かいます。毎年春には、筑波山を望む北条大池の桜が満開になり、幻想的な風景を見せてくれるでしょう。
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3. グルメとスポットを巡る軽井沢
3. グルメとスポットを巡る軽井沢
首都圏からほど近い別荘地・避暑地として、例年多くの人が訪れる軽井沢。豊かな自然に恵まれながら、洋風レトロな建物が点在する、文化的な一面も人気の理由です。そんな軽井沢でのサイクリングは、決まったコースがあるわけではなく、好きな場所を自在に巡られるのが魅力。
おすすめのモデルコースは、軽井沢駅から碓氷峠の山頂付近へ向かい、聖パウロカトリック教会や軽井沢ショー記念礼拝堂を経て、室生犀星詩碑を目指すルート。南アルプス・八ヶ岳が一望できる見晴台や、季節ごとに表情が異なる雲場池は、見逃せないフォトスポットです。また、見晴台近くにあるみすずやでは「碓氷峠の力餅」が味わえます。
4. 風光明媚な富良野・美瑛サイクリングロード
美瑛町から占冠村までの、6つのエリアをまたぐ富良野・美瑛サイクリングロード。全長18km・88km・150kmの3つのコースがあり、初心者から中上級者まで楽しめます。路面にサイクリング用の案内表示があるので、土地勘がなくても安心して走れるでしょう。
コースによって異なりますが、道中でさまざまな花を見られるのが最大の魅力です。特に、一面をパープルで彩るラベンダー畑は、まるで絵本の世界を思わせる現実離れした美しさ。
開花時期は6月下旬から8月上旬なので、せっかくなら見頃に合わせて訪れるのがおすすめですよ。
5. 昭和を感じるメイプルサイクリングロード
大分県中津市のメイプル耶馬サイクリングロードは、耶馬溪鉄道廃線跡を利用した、全長35kmのサイクリングロードです。勾配があまりなく、自転車に慣れていない人でもチャレンジしやすいでしょう。
日本一長い石橋として知られる耶馬渓橋や、菊地寛の短編小説に登場した青の洞門など、フォトジェニックなスポットがたくさん。また、駅舎・橋梁・トンネルをはじめ、旧鉄道時代を思わせるノスタルジックな風景も見逃せません。中には、国の有形文化財に登録されているものまで。道中には道の駅や温泉があるので、あわせてチェックしてくださいね。
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6. 雄大な富士山に抱かれた山中湖
6. 雄大な富士山に抱かれた山中湖
富士山を望む景勝地、山中湖では、2021年の東京オリンピックで使用された、自転車競技用コースを走ることができます。文学の森公園からスタートし、山中湖交流プラザきらら・花の都公園・紅富士の湯などを経て、湖畔を一周。競技用コースといっても所要時間は1時間半ほどなので、体力に自信がない人でも完走できるでしょう。
なかでも注目すべきなのが、長池親水公園。富士山と湖面の逆さ富士に夕日が差しかかる、ダブルダイヤモンド富士のビュースポットとして知られています。気象条件にもよりますが、見られるのは例年11月中旬〜2月初旬なので、タイミングを合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。
7. イチョウ並木が圧巻の国営昭和記念公園
東京都立川市と昭島市にまたがる国営昭和記念公園は、東京ドーム約35個分の広大な敷地を有します。園内には、約14kmのサイクリングコースが整備されており、自転車は1日530円(大人1人)でレンタル可能。カナール付近とうんどう広場にあるイチョウ並木は、例年10月下旬〜11月下旬に黄葉の見頃を迎えます。黄金のトンネルが姿を現し、まさに息を呑む美しさ。写真映えすること間違いなしでしょう。
このほかにも、昭和天皇記念館・ドッグラン・バードサンクチュアリ・プール・バーベキューガーデンなど、楽しい施設がたくさんありますよ。いつ誰と何度訪れても、飽きずに楽しめるでしょう。
8. 日本遺産を巡る球磨川サイクリングロード
熊本県人吉市から湯泉町までを走り抜ける、全長約29kmの球磨川サイクリングロード。人吉球磨エリアは日本遺産に認定されており、歴史や文化を肌で感じながらサイクリングが楽しめるでしょう。
相良三十三観音に数えられている土屋観音・上手観音・覚井観音や、鎌倉時代に創建された青蓮寺阿弥陀堂など、霊験あらたかなスポットがたくさん。厳かな空気に包まれた社寺を訪れて、歴史の流れを感じてみましょう。
9. 嵐山観光に便利な桂川サイクリングロード
国内外の人が訪れる日本屈指の観光地、京都。桂川サイクリングロードは、そんな京都のなかでも特に人気が高い、嵐山エリアを起点とします。渡月橋の近くから、木津川・宇治川・桂川の3つの川が合流する地点までの、約20kmの道のりです。
最高峰の庭園を有する桂離宮や、源義経が幼少期を過ごした鞍馬寺、菜の花と酒蔵の景色が美しい東高瀬川沿いなど、道中で立ち寄れるスポットが多数点在。観光や写真撮影を楽しみながら、サイクリングしたい人にぴったりでしょう。寄り道しなければ所要時間は1時間40分ほどですが、じっくり見て回るなら時間に余裕をもってスケジュールを組むのがおすすめです。
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10. ロングコースで走り応え抜群の小豆島
10. ロングコースで走り応え抜群の小豆島
小豆島一周サイクリングはその名のとおり、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島を一周するコースです。メインルートは約82.4kmあり、初心者ペースだと完走に8〜10時間ほど要します。距離・標高差ともに走りごたえがある本格派。とはいえ、道中には観光・グルメスポットが豊富にあるので、旅行気分で行きたい人にもぴったりです。
体力に自信がない人やゆっくり周りたい人は、1泊2日もしくは2泊3日して周遊するのがおすすめ。主に海沿いを走るので、小豆島の美しい自然を堪能できますよ。引き潮時に姿を現すエンジェルロードや、昭和を感じる迷路のまちなど、途中で立ち寄れる観光スポットがたくさん!ぜひ、ここでしか撮れない素敵な1枚を写真に収めてくださいね。
サイクリング中の注意ポイント
美しい自然を肌で感じながら、観光やご当地グルメが堪能できるサイクリング。思い思いに楽しめるレジャーですが、注意しなければならないポイント。お出かけ前にぜひチェックしてくださいね。
体力にあったコースを走ろう
自分のペースで走れるサイクリングですが、慣れていない人にとっては想像以上に体力を消耗してしまうもの。コースを選ぶときは、自分の体力やスキルをきちんと考慮しましょう。
また、サイクリング中は適度に休憩を取り、水分補給もしっかりするようにしてください。
通行人や自動車に気を付けて
サイクリング中の事故は少なくありません。景色を楽しむのもいいですが、歩行者や自動車とぶつかって事故を起こさないよう、周りに注意しながら楽しみましょう。自転車は専用道路か、基本的に車道の左側を走ります。交通ルールをいま一度確認しておきたいですね。
絶景のコースでサイクリングを楽しもう
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サイクリングは、旅行気分を満喫するのにとてもおすすめです。絶景や観光が楽しめるコースで、思い出の写真を残しながら走ってくださいね!
なお、フジフイルム スクエアでは、旅先の風景と自転車を1枚の写真に収めた写真展を過去に開催。このほかにも、さまざまなテーマで写真展を開催しているので、どんな景色があるのか、どんな風に撮ればよいのか、参考になるはずですよ。六本木駅直結とアクセスが良く、年中無休(年末年始除く)・入館無料なので、サイクリングの前にぜひ立ち寄ってみてください。