雪景色が美しいおすすめスポット8選
全国各地にある、幻想的な雪景色スポットから厳選して8か所をご紹介。まるで別世界に迷い込んだかのような世界が広がるはず。
なお、雪景色を見たいけれど、なかなか現地までは行けないな、という方は、写真鑑賞でも楽しむことができます。フジフイルム スクエアでは、一年を通じてさまざまなテーマでの写真展を随時開催しています。詳細は以下のページでご覧ください。
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1. Macの壁紙にも採用された白金青い池(北海道)
1. Macの壁紙にも採用された白金青い池(北海道)
白金青い池は、北海道のちょうど真ん中あたりに位置する美瑛町にあります。立ち枯れたカラマツと鮮やかなブルーの池が、幻想的な雰囲気をかもします。この景色は、Apple社のMacの壁紙に採用されたことでも注目を集めました。水面が青く見えるのは、アルミニウムなどの成分を含む複数の川の水が混ざり合っているからです。
例年11月中旬から水面が凍りはじめ、冬の間は辺り一面が真っ白に。積もった雪の上にウサギやシカの足跡が残っていることがあり、かわいらしい写真が撮れるかもしれませんね。
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2. 圧巻の豪雪地帯!八甲田山(青森県)
2. 圧巻の豪雪地帯!八甲田山(青森県)
青森県の南側にそびえる八甲田山は、日本百名山のひとつ。八甲田山はひとつの山を指しているのではなく、主峰の大岳(おおだけ)をはじめとする16の山々の総称です。八甲田山がある地域は豪雪地帯で、例年多くのスキーヤーが訪れます。迫力のある雪景色が楽しめるでしょう。
八甲田山では、樹氷が見られるのがポイント。樹氷とは、0℃以下に冷やされた大気中の水分が樹木にぶつかって凍りついたもの。氷に覆われた樹木が立ち並ぶ様子は圧巻です。山頂まではロープウェイがあるので、雪山を登らなくても見に行けます。
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3. 世界でも希少な樹氷が見られる蔵王(岩手県)
3. 世界でも希少な樹氷が見られる蔵王(岩手県)
蔵王は、宮城県と山形県にまたがる連峰。樹氷が見られることで有名なスポットで、先ほどご紹介した八甲田山や、秋田県の森吉山とともに「日本三大樹氷」とされています。氷をまとったアオモリトドマツの造形美は、一見の価値ありですよ。その圧倒的な迫力から「スノーモンスター」と呼ばれることも。
ロープウェーやオープンデッキの展望台、レストランなど、雪景色を楽しめるビュースポットが豊富。夜はライトアップされるので、昼とはガラリと異なる雰囲気の写真が撮影できるでしょう。
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4. 日本三名瀑のひとつ袋田の滝(茨城県)
4. 日本三名瀑のひとつ袋田の滝(茨城県)
茨城県の大子町にある袋田の滝は、国指定の名勝であり「日本三名瀑」のひとつにも数えられています。冬になると高さ120m・幅73mの大きな滝が真っ白に凍る、氷爆が見られます。大迫力の氷瀑と周囲の雪景色が織りなす、神秘的で美しい一枚が撮影できるスポットです。
陽の光に照らされると氷が溶けてしまうので、気温が低い朝に見に行くのがおすすめ。また、凍結状況は天候によって変わるため、大子町観光協会の公式サイトで公開されている最新情報を事前にチェックしておきましょう。
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5. 日本の雪山といえばここ!富士山(静岡県、山梨県)
5. 日本の雪山といえばここ!富士山(静岡県、山梨県)
日本の雪山といえば、冠雪した富士山を思い浮かべる人も多いはず。富士山の山頂付近には樹林がなく、地表に直接雪が降り積もるため、ほかの山々とは異なる独特の雪景色が生み出されます。
富士山の登山シーズンは雪がない7~9月ごろ。それ以外の時期に登ることは可能ですが、一定レベルの体力・技量を必要とするため、初心者は避けましょう。富士山がある山梨・静岡県内には、絶景を撮影できるスポットが点在しているので、観光もかねて撮影に行くのがおすすめ。5月ごろまで残雪を抱える姿が楽しめますよ。
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6. まるで外国のよう!メタセコイア並木(滋賀県)
6. まるで外国のよう!メタセコイア並木(滋賀県)
滋賀県高島市にあるメタセコイア並木。樹高12mほどにもなる約500本のメタセコイアが、約2.4kmにわたって植えられています。真っ赤に染まった秋のメタセコイアも美しいですが、雪景色に彩られた冬の枯木姿も見逃せません。気象条件が合えば枝に着雪した白銀の姿が見られ、よりロマンチックで幻想的な雰囲気に。
周辺の道路は地元の人が利用する生活道路。周辺の駐車場を利用し、車や歩行者に注意しながら雪景色を撮影しましょう。
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7. 白銀の昇り龍が美しい天橋立(京都府)
7. 白銀の昇り龍が美しい天橋立(京都府)
天橋立は、6,000本以上の松が生い茂る約3.6kmの砂州で、日本三景のひとつに数えられている名勝です。天橋立といえば、前屈して足のあいだから風景を臨む「股のぞき」が有名。天と地が逆転し、砂州がまるで空を翔ける龍のように見えるのが魅力です。
冬になると凍った松葉に雪が積もり、青々とした宮津湾に真っ白な砂州が伸びます。この時期に股のぞきをしてみると、白銀の昇り龍が現れますよ。この貴重な雪景色は「幻雪の飛龍観」と呼ばれていて、迫力満点の写真が撮れるでしょう。
8. まさに一面銀世界!鳥取砂丘(鳥取県)
広大な鳥取砂丘も、美しい雪景色が堪能できるスポットです。砂丘に雪が降り積もると地平線まで真っ白に彩られ、まさしく一面銀世界。空と雪原が眼前いっぱいに広がる雪景色は、思わず写真に収めたくなるでしょう。このほか、雪が坂を転げ落ちて俵のような形になった「俵雪」が見られることも。
鳥取砂丘には日本海からの冷たく強い風が吹きつけるので、訪れる際はしっかりと寒さ対策をしましょう。また雪の下は歩きづらい砂地のため、長靴をはいて行くのがおすすめです。
美しい雪景色の写真を撮るためのポイント
せっかく雪景色を見に遠方へ出かけるなら、より高画質に撮影でき、撮影設定を細かく調整できるデジタルカメラで写真撮影をしてみませんか?ここからは、美しい雪景色を撮影するためのコツを解説します。すぐにでも取り入れられる簡単な方法ばかりなので、ぜひチェックしてください。
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露出補正とホワイトバランスにこだわろう
露出補正とホワイトバランスにこだわろう
天気がよい日は雪面からの照り返しの影響を受けてしまい、通常の撮影モードだとやや暗く写ってしまうことがあります。写真が暗いと感じたら、露出補正機能でやや明るめに撮影してみてください。
また寒さや透明感を表現したいときは、ホワイトバランスを調整してみましょう。色温度設定を4,000~4,500Kとやや低めに設定すると、青みが強調され雪景色がより映える写真になりますよ。
フラッシュ撮影もおすすめ
雪景色をバックに人物を写すときは、フラッシュ撮影がおすすめです。背景が明るすぎると、人物が暗く写ってしまいがちに。フラッシュを使って人物に光が当たるようにすると、雪景色のなかでも人物をきれいに撮影できるでしょう。
また、雪が降っているときにフラッシュ撮影をすると、雪に光が反射して丸い光が写り込むことがあります。特に夜の撮影でよく起きる現象なので、幻想的な写真を撮ってみたい人もフラッシュ撮影を試してみてください。
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単調にならない構図を考えて
単調にならない構図を考えて
雪原などの雄大な雪景色だけを撮影すると、単調な雰囲気の写真に仕上がってしまうことが多々あります。そんなときは景色の広さ・大きさが伝わるよう、木や山などの比較対象を構図に加えることで、メリハリのある写真になります。
また、カメラの位置を上げたり下げたりすることでも雰囲気がガラッと変わります。ちょうどよいポジションを探してみましょう。
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電池の消耗とカメラの結露に要注意
電池の消耗とカメラの結露に要注意
寒いところでは電池の消耗が早まるので、カメラのバッテリー残量に注意しましょう。たくさん雪景色の写真を残したいときは、予備のバッテリーがあると安心です。
また、寒い場所から暖かい場所に移動すると、暖かい空気が冷やされて結露が発生し、カメラやレンズに水滴がついてしまいます。結露を防ぐには、屋外から室内に戻る前に服の中に入れたり食品用の密閉袋に入れたりして、カメラを温めておくのがおすすめです。
幻想的な雪景色を見て自然に癒されよう
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日本には情緒あふれる美しい雪景色スポットがたくさんあります。どのスポットにも寒さを忘れさせてくれるほどのロマンチックな世界が待っていますよ。カメラを携えて、ぜひ訪れてみてくださいね。
なお、美しい景色を、現地に行かずに楽しみたいという人には、フジフイルム スクエアの写真展鑑賞がおすすめ。過去には雪景色をテーマにした写真展も開催。そのほか、さまざまなテーマで写真展を開催しています。プロの作品を見れば、写真撮影の参考にもなるはず。詳細は以下のページよりご確認ください。