富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

  • 利用案内
  • 写真展・イベント
  • フジフイルム スクエアについて
JP / EN

富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

[image]さまざまな種類の花

【花の種類】 写真映えする花の写真撮影テクニック

SHARE

季節の移ろいを感じさせてくれる花は、見る人の心を和ませてくれるもの。

この記事では、写真映えする花の種類と撮影テクニックをご紹介します。ハイキングや散歩を楽しみながら、色とりどりの花をぜひ撮ってみてくださいね。

写真映えする春の花の種類

  • [image]春の花、桜

    春を代表する花は、以下があります。

    桜、芝桜、 ハナミズキ、菜の花、チューリップ、藤、フクジュソウ、ツツジ、ネモフィラ、牡丹、マーガレット、すずらん、ユキヤナギ、ヤマブキ、アネモネ、ラナンキュラス、ハクモクレンなど。

    春は、1年を通して花の撮影に一番向いている季節です。春の写真映えする花といえば、やはり桜です。赤色や黄色など鮮やかな色が特徴的なチューリップや菜の花も、被写体に向いているでしょう。

花の写真撮影では、自然光を使うときれいに撮ることができます。しかし、日の昇り具合は時間によって変化するため、撮りたい花によって時間帯を選ぶと良いでしょう。正午前後の太陽は高い位置にあるため、花の影は真下に出ます。この時間帯は高い位置から強い日差しが差し込み、日向と日陰のコントラストが強くなるので、チューリップなどはっきりとした色合いの花の撮影に向いています。

しかし、光が強い時間帯に桜など繊細な色合いの花を撮ると、花びらが光に透けてしまい、はっきりと写し出すことができません。桜など淡い色の花を撮りたいときは、朝や夕方くらいの、光が強すぎない時間帯がおすすめ。柔らかい光によって桜の淡いピンク色がより際立ちます。桜の淡さは暗い時間帯にもよく映えるので、夜桜を楽しみながら撮るのもおすすめです。

  • ローアングルでの撮影も試してみて

    [image]アムステルダム近郊のチューリップ畑

    ローアングルでの撮影も試してみて

    広角レンズを使って、大胆に花の下から撮影してみるのもおすすめです。花の下から空を見上げるように撮影すると、背景の建物や樹などよりも手前の花が高くなり、ダイナミックな構図になります。普段見ることのできない写真が撮影できるでしょう。

写真映えする夏の花の種類

  • [image]夏の花、ハイビスカス

    夏の代表的な花は、以下があります。

    ひまわり、蓮、ラベンダー、ダリア、朝顔、ハイビスカス、サルビア、クチナシ、ナツツバキ、グラジオラス、オシロイバナ、タチアオイ、松葉牡丹、ヨウシュヤマゴボウ、アカンサスなど。

    夏の花の代表格といえば、ひまわりですね。ひまわりは一輪が大きく背も高い花で、広大な畑などに植えられることが多い花。花びらをクローズアップして撮影すればインパクトのある写真になりますし、ひまわり畑全体を撮影すれば壮大な写真になります。背景の青空にもよく映えるでしょう。色々な角度や方向から撮影を楽しめる花なので、鑑賞を楽しみながら撮影してみてください。

また、ビーチリゾートによく咲いている真っ赤なハイビスカスは、青色によく映える花です。空や海をセットにして撮影すると、南国感が伝わる写真が撮れるでしょう。

花を撮る際は、被写体を真ん中に置く「日の丸構図」にすると単調な写真になってしまうので避けましょう。おしゃれな写真にするためのポイントは、花の位置を中央から少しずらすことです。また、ピントも真ん中ではなくやや手前に合わせると、花の繊細な揺らぎが伝わり、より自然な雰囲気を伝えることができるでしょう。

写真映えする秋の花の種類

  • [image]秋の花、コスモス

    秋を代表する花は、以下があります。

    コスモス、彼岸花、シクラメン、セイタカアワダチソウ、キンモクセイ、ダリア、パンパスグラス、リンドウなど。

    秋の花の代表格といえば、コスモスですね。鮮やかなピンク色が特徴的な花ですが、色の濃さは花によってバラバラなので、薄い色から濃い色まで、自然のグラデーションを楽しみながら撮ることができる花です。淡いピンク色の花びらのコスモスは、光の弱い曇りの日を撮影すると、ふんわりとした儚げな印象の写真になります。露出を少し高めにして撮ると、白く柔らかい光に花が包まれ、幻想的な雰囲気の写真に。高原のコスモス畑や野山に自生するコスモスは、青空にもよく映えるでしょう。

コスモスと並んで秋の訪れを告げる、彼岸花もおすすめです。赤い色は黒との相性が良いので、背景が暗い場所に良く映えるでしょう。ぜひ露出を低くして撮影してみてください。暗闇に浮き出るような、鮮烈な印象の彼岸花を表現できますよ。また彼岸花は水滴も似合う花なので、マクロレンズや望遠レンズで朝露や雨粒が滴る様子をクローズアップして撮るのも良いですね。

クローズアップ撮影のコツ

花の拡大写真を撮る際に、マクロ撮影用のレンズやマクロエクステンションチューブを用いると、近づいて撮影するためピントの合う範囲が非常に狭くなってしまいます。絞り優先オートでピントの範囲をコントロールしましょう。

また、ピント合わせにもテクニックが必要です。ピント合わせのポイントは、カメラをゆっくり被写体に近づけたり遠ざけたりして、距離を微調整をすること。三脚を使用して撮影する場合は、三脚に取り付けていてもカメラを前後左右に移動できる「マクロスライダー」というアクセサリーを使うと、微調整しやすく便利です。

写真映えする冬の花の種類

  • [image]冬の花、蝋梅

    冬の代表的な花は、以下があります。

    ロウバイ、梅、スイセン、サザンカ、クリスマスローズ、ヤツデ、金のなる木、フキ、ヒマラヤ雪の下など。

    寒くなる冬は、あまり色とりどりの花が咲く季節ではありません。しかし、澄み渡った晴天が多い季節でもあるため、限られた花でも素晴らしい写真を撮影することができます。冬の花の代表格といえば、梅。芳醇な香りのする花を咲かせる蝋梅も見頃です。凛と咲く姿は古風でしとやか。風格のある写真になるでしょう。

梅やコウバイを撮影するときのポイントは、枝先に咲いている花を選ぶこと。こうすると、枝が目立たず花が主役になります。また、枝先の花を選ぶときは、目線よりも低い枝を選びましょう。目線よりも高いと枝に沿って撮ることができず、枝全体にピントが合ってしまいます。

花を主役にするためのポイントは、絞りを開いてピントの範囲を狭くし、背景をぼかすことです。こうすると花が浮き上がったように見え、より近くに感じられるでしょう。背景をぼかすには、絞りのコントロールのほかに撮影距離と焦点距離の調整でも可能です。レンズが被写体に近づくほど背景がぼけやすくなり、また、焦点距離の長いレンズの方がぼけやすくなります。

フジフイルム スクエアの写真展(入館無料)のご案内

  • 花の種類や撮影テクニックを覚えて、ぜひ撮影を楽しんでください。きっと素敵な写真が撮れるでしょう。
    また、花の美しい姿や可愛らしい姿を見るなら、花をテーマにした写真展を見に行くのもおススメです。六本木駅直結のフジフイルム スクエアでも、花の写真展を過去に開催。また、そのほかにもバリエーション豊かなテーマで展示が開催されています。実際にプロが撮影した写真は、学びにもきっと役立ちます。詳細は以下よりご確認ください。

おすすめコラム

写真展一覧