富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

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富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

[image]富士山の登山風景

【初心者必見】
富士山の登山情報5つを解説!山開きはいつ?ルートは?

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日本一の高さを誇る富士山は、例年混雑するほどの人気登山スポットです。山頂や山小屋から臨むご来光や雲海、夜景は美しく、また山頂を一周するお鉢巡りも醍醐味のひとつ。

しかし、富士山は初心者が簡単には登れる山ではありません。登頂までに何時間もかかるため、1泊2日での登山が推奨されています。この記事では、初心者が富士山に登山する際に最低限知っておきたい情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

富士山は山梨と静岡の県境にある日本一の山

標高3776mと、日本一高い山である富士山は、山梨県と静岡県にまたがって位置しており、県境が確定されていません。山頂を含めた八合目以降は、一部の国有地を除き、静岡県富士宮市に鎮座する富士山本宮浅間大社が所有しています。
古来より信仰や芸術の対象として人々から崇められてきた富士山は、その普遍的な価値が評価され、2012年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。約70万年前から幾度となく繰り返されてきた噴火によってできた姿は、荒々しくも美しい、独特の風格を感じさせます。

富士山の山開きはいつ?

[image]富士山

富士山の山開きは、山梨県側は7月1日頃から、静岡県側は7月10日頃からとなり、両側とも9月10日頃に閉山されます。ただし、気象状況や残雪状況によって予定が前後する可能性があるので、例年6月頃に発表される正式な日程を必ずチェックしましょう。
また、富士山の登山道は主に4つありますが、それぞれで山開きから開山期間が異なるため注意してくださいね。

富士山の主な4つのルート

上記で触れたとおり、富士山には「吉田ルート」「富士宮ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」のメイン登山道があります。それぞれのルートで富士山の異なる景色が楽しめるので、事前に要チェックです。

1. 初心者向けで1番人気な「吉田ルート」

吉田ルートは、登山客の半数以上が利用している富士山で一番人気のルートです。4つの登山道のなかで最も山小屋が多く、救護所も2か所あるため、初心者でも安心して登れます。しかし、人気であるがゆえに混雑は必至。道中で渋滞に巻き込まれる可能性があります。
富士スバルラインの五合目からスタートし、久須志神社を目指して登ります。六合目までは比較的なだらかですが、以降はジグザグになった斜面の道や、岩場もあります。焦らず、自分のペースでゆっくりと足を前に進めましょう。
また、吉田ルートは登りと下りで道が異なることに注意。例年まちがえてしまう人が続出しているので、必ず表示に従って下山してくださいね。特に、須走ルートとの分岐点で迷う人が多いようです。

  • 2. 2番目人気な「富士宮ルート」

    [image]富士山の登山ルート看板

    2. 2番目人気な「富士宮ルート」

    富士宮ルートは、吉田ルートに次いで人気が高いコースです。4つのルートのなかで、最も標高が高い場所からスタートするため、富士山の山頂まで最短距離で登頂できます。なおかつ標高差が少なめで、山小屋もいくつか点在していることから、初心者向きといえるでしょう。
    富士宮口五合目からスタートし、富士山南側から浅間大社奥宮がある富士宮口頂上を目指します。駿河湾が一望できるうえ、高山植物も豊富なので、富士山の景色を楽しみながら登頂したい人にもぴったり。
    しかし、比較的短時間で登頂できるとはいえ、勾配がハードなため吉田ルートより難易度は高め。初心者でも、とりわけ体力に自信がある人におすすめします。また、登りと下りの道が同じなので迷いにくい一方、混雑しやすい傾向にあるので要注意です。

3.ややハードな「須走ルート」

須走ルートは、吉田・富士宮ルートとは異なり山小屋が少なく、夜間や濃霧時には樹林帯で迷うリスクもあるので、経験者向けのコースといえるでしょう。須走口五合目からスタートし、富士山の東側から久須志神社へと向かいます。
樹林を通り抜けていくので、高山植物を観察しながら富士山に登頂したい人や、強い日差しを避けたい人におすすめ。また、樹林帯の先には、どこからでもご来光や影富士を眺められる絶景スポットが!この美しい富士山の景色が見られるのは、ハードなルートを登頂できる人だけの特権です。
登りと下りでルートが異なります。途中までは吉田ルートと同じ道を下るため、標識を確認しましょう。転倒しないよう注意すれば、七合目から先の砂走りで勢いがある下山を楽しめます。

4. さらにハードな「御殿場ルート」

御殿場ルートは、4つの富士山のルートなかで最も標高差が大きく、登山距離・時間ともに長いうえ、山小屋も少ない最難関ルートです。過去には、初心者が挑戦したところ、山小屋がある七合目にもたどり着けず救助要請をしたケースも。
しかし、経験者でなければ登頂が難しい一方で、登山者が少なく混雑しにくい点や、ほとんどの場所からご来光が見られる点はメリットです。登山経験を積んで、スキルや体力をアップさせてからチャレンジしてくださいね。
御殿場口新五合目からスタートし、富士山の南東側から浅間大社奥宮へ向かって進みます。登りは7時間半ほどかかりますが、下りは3時間半ほどしかかかりません。七合目の大砂走りで勢いよく駆け下りられるのは、御殿場ルートならではといえるでしょう。

富士山の登山計画を立てよう

富士山の登山で大切なポイントは、負担が少ないスケジュールを組むことです。時間がないからと予定を詰め込むと、想定外の混雑や体調不良などによって富士山登山が台無しになりかねません。せっかくの富士山を楽しむために、自分の体力にあった計画を立てましょう。

また、フジフイルム スクエアでは、美しい富士山の写真ばかりを集めた展示会をたびたび開催。ほかにも、随時さまざまなイベントを開いているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。プロの写真を見てインスピレーションを受ければ、もっと富士山に登ってみたくなるでしょう。

1泊2日で登頂プランを考えて

富士山の登山は、1泊2日で計画を立てるのが一般的です。日帰りでの登山は、体がうまく高度に順応できず高山病を発症しやすいため、おすすめできません。富士登山を元気に楽しむために、無理がない登頂プランを組むことが大切です。
スケジュールに余裕がある人や、体力に自信がない人は、2泊3日かけてゆっくり富士山に登頂するのもいいでしょう。高度順応させるための時間や、水分補給などの休憩時間を考慮し、適度なペースで登れる計画を立てましょう。

週末は避けたほうがベター

富士山に登頂できるチャンスは、1年にたった約2か月間だけ。週末やお盆時期は登山客が集中するため、例年渋滞が起きるほど混雑してしまいます。 ゆとりがある登頂プランを立てていても、想像以上に進めない可能性があることを、念頭に置いておきましょう。
前述していますが、一番人気の吉田ルートや次いで人気の富士宮ルート、吉田ルートと合流する須走ルートからの富士山登頂を考えている人は、特に注意してくださいね。より快適に富士山に登るなら、登山者が比較的少ない平日が狙い目です。

  • 山小屋の予約も忘れずに

    [image]富士山の山小屋

    山小屋の予約も忘れずに

    1泊2日で富士山に登る場合は、山小屋に宿泊することになります。山開き中は予約が埋まりやすいので、早めに確保しておくのがベター。場所はもちろん、山小屋によって営業時間が異なるため、24時間対応であるか、どの時間に利用できるのかなども確認しておきましょう。
    宿泊者以外は、基本的に山小屋に入れません。悪天候の際に休憩や雨宿りができない場合があるため、日帰りの富士山登頂プランであっても宿泊者として予約しておくと、万が一のときに安心です。

ツアーを利用するのも一つの手

旅行会社によっては、富士山登山のパッケージツアーを販売しています。主要駅・空港からスタート地点の五合目まで、バス1本でアクセスできるのが魅力。専門ガイドや添乗員が同行する初心者向けのツアーや、経験者向けのフリー登山コースなど、ツアー内容はさまざま。
決められたスケジュールに沿って行動するので、自由度は少し下がりますが、富士山の登頂に自信がない人や、プランを考えるのが苦手な人におすすめです。

富士山の登山に必要な装備をチェック

ここからは、富士山の登山で必須の服装や持ち物を紹介します。山は天気が変わりやすいので、十分な備えがなければ命に関わる事態に繋がりかねません。何を購入しようか迷っているなら、まずはレンタルショップを利用するのもおすすめです。

  • 富士山に登るときの服装

    [image]登山靴の靴紐を結ぶ様子

    富士山に登るときの服装

    富士山頂は、スタート地点である五合目と気温差が9~13度ほどあり、夜や明け方になると8月でも0度を下回ることが。悪天候の際はさらに体感温度が下がるため、防寒対策はしっかり行いましょう。
    また、靴は底が頑丈なものを選んでください。火山砂利を歩くため、できれば登山専用のものがおすすめです。

    【登山時の服装】
    帽子・手袋・Tシャツ・上着・下着・ズボン・スパッツ・靴下・靴・リュックサック

必需品やあると便利なグッズ

天気や気温が変わりやすい富士山では、雨具・着替え・防寒具が必須。また、山中には水がないため、飲料水も忘れずに持って行きましょう。そのほか、トイレを利用する際や必要なものを山小屋で購入する際のお金、栄養補給のための行動食なども用意してください。
なお、これらの荷物をすべて入れるなら、リュックは30L程度の大きさを選ぶといいですよ。水や汚れに強い、撥水加工のものがおすすめです。

【必須アイテム】
雨具(セパレートタイプ)・着替え・防寒具・ライト・地図・コンパス・行動食・飲料水・小銭・ゴミ袋・携帯電話・時計・タオル・医薬品・保険証・日焼け止め・サングラス など


【あると便利なアイテム】
ヘルメット・マスク・ゴーグル・ステッキ・スパッツ・ゲイター・ストック・アイマス・耳栓・カイロ など

富士山に登って絶景を堪能しよう

  • 富士山は、初心者にとって簡単に登れる山ではありません。山開きの時期だけでなく、登頂計画や必要な服装・アイテムなど、入念な事前準備が必要不可欠。また、運動不足を感じているなら、ジムに通ったりランニングをしたりして、体力づくりに励むことも大切です。しっかりと体勢を整えて、挑戦してくださいね。

    なお、フジフイルム スクエアでは、富士山をはじめさまざまなテーマで写真展を開催。駅直結と好立地であるうえ入館無料なので、「富士山の登山はハードルが高い…」と感じている人でも気軽に富士山の情景を味わえますよ。ぜひ、以下のページから詳細をチェックしてください。

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