富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

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富士フイルムが運営する写真展(東京・六本木)

[image]川を渡る蒸気機関車

蒸気機関車とは?
機関車が走る仕組みと種類、今も見られる場所はどこ?

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鉄道に興味がある人もない人も、一度は見てみたい・乗ってみたいと思うのが蒸気機関車ではないでしょうか。そこで今回は、機関車が走るしくみや種類、今も見られる場所についてご紹介します。

機関車とは?

機関車とは動力車の一つで、動力を持たない貨車や客車などの付随車を牽引して走る鉄道車両です。機関車は、電気方式の故障や回送などの理由で自車の動力を使用できない車両や、勾配のため出力が足りない車両を牽引する場合もあり、基本的には列車の駆動のために存在しています。

機関車には蒸気機関車をはじめ、電気機関車やディーゼル機関車などさまざまな種類があります。噴煙を上げながら、力強い汽笛を鳴らして走る姿はロマンに溢れ、今でも多くの根強いファンによって愛されています。

  • 蒸気機関車(SL)とは

    [image]蒸気機関車

    蒸気機関車(SL)とは

    日本において蒸気機関車は、一般的にSLと呼ばれています。SLは、Steam Locomotive(Steam=蒸気、Locomotive=機関車)の略です。蒸気機関車はその名のとおり、蒸気の力を動力に変えて走る機関車です。

    汽車は蒸気機関車が牽引する列車のことで、蒸気機関車の通称の一つ。「汽」は蒸気を使うという意味がある漢字です。その名の通り蒸気機関車は、石炭を燃やした熱で水を沸騰させ、そのとき発生する蒸気の力を利用して車輪を動かしています。蒸気機関を鉄道車両に応用して蒸気機関車を作ったのはイギリスの機械技術者リチャード・トレビシックで、1804年に初めてレールの上を走らせました。日本で初めて蒸気機関車が走ったのは1872年の新橋~横浜間だといわれています。蒸気機関車のスピードは、性能やつなぐ貨車・客車の重さによって異なり、なかには時速100km以上で走る蒸気機関車もあったそうです。

  • 電気機関車(EL)とは

    [image]電気機関車

    電気機関車(EL)とは

    電気機関車は電気を動力とする機関車で、英語のElectric Locomotiveの頭文字をとってELとも呼ばれています。蒸気機関車に代わる機関車として1837年、スコットランドで誕生しました。

    電気機関車は煙を出さないため、乗務員をはじめ乗客や沿線住民から喜ばれ、高度経済成長期には日本中に広がりました。特に寝台特急などの花形列車と呼ばれる列車は、蒸気機関車が完全に引退し新幹線が普及するまで、 客車と組み合わせて走り続けました。

    現在では電気を動力とする電車が普及したため、旅客列車として活躍する電気機関車はほとんど見かけなくなりました。

  • ディーゼル機関車(DL)とは

    [image]ディーゼル機関車

    ディーゼル機関車(DL)とは

    ディーゼル機関車とは、ディーゼルエンジンを動力源とする機関車です。英語のDiesel Locomotiveの頭文字をとって、DLとも呼ばれています。エネルギー効率の悪い蒸気機関車に代わる機関車として1912年にドイツで誕生しました。

    日本でディーゼル機関車が本格的に導入されたのは戦後ですが、1980年代以降は電車の普及により稼働数が減少。2021年3月のダイヤ改正で、JR貨物のディーゼル機関車DD51が引退しました。DD51は寝台特急「北斗星」などのブルートレインをはじめ、旅客列車から貨物列車まで幅広く活躍した機関車でもあり、日本の鉄道の無煙化や動力近代化を推進しました。

機関車と電車の違いは?

電車とは電気を動力とし、人や貨物を乗せて自走する車両のこと。電車の床下には電気モーターが組み込まれており、各車両ごとに自走します。列車を編成する車両のうち、多数の車両に動力を分けて配置していることから、この仕組みは動力分散方式と呼ばれています。

電車が普及するまでは機関車が走っていましたが、機関車は重いため線路を強固なものにする必要があり、地盤が軟弱の日本には不向きでした。そこで、機関車よりも軽い電車の開発が進みました。

電車は動く部分が多くなるため機関車よりも保守に手間がかかりますが、小型のモーターで動かせるため加減速しやすいメリットがあります。

今も乗れる! 現役の蒸気機関車まとめ

今でも観光列車として乗車できる蒸気機関車があります。現地に行けば蒸気を見たり汽笛を聞いたりして、歴史情緒を感じることができるでしょう。乗車してレトロな客車の内装や、車窓から見える景色などを楽しみ、思い出に残る旅にしてみてはいかがでしょうか。

  • SL冬の湿原号

    [image]SL冬の湿原号

    SL冬の湿原号

    ・運行区間:釧路~標茶(一部は川湯温泉)
    ・期間:1月下旬~3月上旬の毎日
    ・運賃:1,040円(釧路~標茶間片道)+800円(指定席券)
    ・名称:C11号171号/C11型207号

    川湯温泉まで運転される日は後部にDE15形ディーゼル機関車が連結されます。茅沼駅などではタンチョウの姿が見られることもあり、車窓からの景色を楽しむことができます。

  • SLばんえつ物語

    [image]SLばんえつ物語

    SLばんえつ物語

    ・運行区間:新潟~会津若松
    ・期間:4月9日(土)~5月1日(日)の土曜・日曜、4日(水・祝)~6月26日(日)の土休日
    ・運賃:2,210円(新潟~会津若松間片道)+510円(指定席券)
    ・名称:C57形180号

    オリエントエクスプレスをイメージした色に塗り直された客車は、背もたれが高くクッションの厚い座席が備えられており、大正ロマン風の内装に改造されています。

SLみなかみ号

・運行区間:高崎~水上
・期間:夏休み期間や紅葉シーズンの土・日・祝日など
・運賃:950円(高崎~水上間片道)+510円(指定席券)
・名称:C61形20号+C51形498号

SLみなかみ号が走る上越線は高崎から水上に向かって上り勾配が続くので、下りの水上行きなら全区間で、煙を出しながら斜面を登る蒸気機関車の姿を楽しめます。

  • SLもおか号

    [image]SLもおか号

    SLもおか号

    ・運行区間:下館~茂木
    ・期間:土・日曜・祝日(年末年始運休)
    ・運賃:1,000円(下館~茂木間片道)+500円(SL整理券)
    ・名称:C12形66号/C11形325号

    C12形66号は1994年の運転開始当初から使用されており、1998年にはC11形325号が加わりました。いずれも静態保存から復活させた車両です。

    ※ 静態保存:実用されていない機械類を、操作や運用が可能とは限らない状態で保存しておくこと。また、操作や運用が可能な状態で保存しておくことを動態保存という。

SLパレオエクスプレス

・運行区間:熊谷~三峰口
・期間:3月中旬から12月初旬の土・日・祝日など
・運賃:920円(熊谷~三峰口間片道)+500円(整理券)or700円(指定席券)
・名称:C58形363号

牽引機のC58形363号は1972年まで東北地方の旧国鉄で活躍した車両です。引退後は埼玉県吹上町の小学校の校庭に静態保存されていました。

SLやまぐち号

・運行区間:新山口~津和野
・期間:3月中旬から11月下旬までの土・日・祝日
・運賃:1,110円(新山口~津和野間片道)+510円(指定席券)
・名称:C57形1号/C56形160号

牽引機のC57形は、SL全盛期に活躍した旧型の客車を再現した車両で、最新の設備を備えています。レトロな雰囲気を楽しみながら、快適な列車旅を味わうことができます。

  • SL人吉

    [image]SL人吉

    SL人吉

    ・運行区間:熊本~人吉
    ・期間:おおむね3月~11月の金・土・日曜・祝日および夏休み期間中
    ・運賃:1,770円(熊本~人吉間片道)+800円(指定席券)
    ・名称:8620形58654号

    8620形58654号は大正時代製の非常に古い牽引機で、2005年の運行中に再起不能といわれるほどの車両故障を起こしましたが2009年に見事復活。球磨川沿いの四季折々の風景を楽しむことができます。

写真を通して列車旅へ出かけよう!

  • 乗ってみたい、見てみたいSLは見つかりましたか? フジフイルム スクエアでは、鉄道を題材にした写真展もたびたび開催しています。バリエーション豊かなテーマで写真展を開催しておりますので、鉄道を含め、あなたが気に入る展示が開催中かもしれません。詳細は以下よりご確認ください。

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